2014年07月29日

久しぶりのブログだ。

いやー何書いていいか分からない。

最近色々と進んだのだが、
何をいったい公に書けばいいか良く分からず、
筆が進まなかった。
公に書いてるつもりは2%ぐらいだが、
一応出てしまうので。

色々と進んだと言っても、大層なものではない。
でも良い職人さんに出会えたということは大きい。

最近、良い品物を見るとかなりテンションが上がる。
そして小売価格ででもいいからそのまま買って使ってみる。

商売としてしか見てなかったら、
こういう風にならなかった。

自分がこういう風に3年かけて変わったことがとても嬉しい。

これからも職人.comを大切に育てていきたい。
またG&W株式会社として、
積極的に新しいことにも取り組んでいきたい。

そういう面では、やはり僕がやりたいことというのは、
文化の流通なんだと思う。

失われゆく文化があるなら、
やはり工芸品に限らず保護したいし(たとえば日本家屋)、
海外の文化にしてもそうだ。

人類が培ってきた文明が
どこもかしこも同じ価値観、店になることを防ぐ
最大の手段が、地域に根ざした文化を
徹底的に強みにすることだと思う。

それはグローバリズムの脅威の前では、
太刀打ちできないほどの売上にしかなならないかもしれない。
でも、確かにそこにしかない文化があるのなら、
残そうとする人がいる限り残っていくと思う。

G&Wの活動としては、
これから何をしていくかは大きく分けて二つ。

一つは工芸品のさらなる流通。
その中には自分でつくるというものもあるが、
諦めきれない夢なので絶対にやっていきたい。

もう一つは、非営利活動になるが、
日本家屋をはじめとする価値ある文化の保護。

これからどんどん過疎化が進み、
価値ある文化財である日本家屋がどんどんなくなってしまう。
継ぎ手がいないという理由で、素晴らしい古民家が
容赦なく潰されてしまうのは日本の損失だ。

保護するだけだと、守りに入るだけで永続性がない。
だから株式会社である当社は、
そこにアイデアを持って持続可能性をつくりたい。

ここにもう一つ大事なキーワードがあると思う。

それは「好き」であること。
工芸品も日本家屋も大好きだ。
もちろん工芸品の中にも色々とあるので、
僕が好きなのは、品質・実用性・デザイン・独自性のあるもの。

日本家屋も、どれもこれもというわけではなく、
美しく機能的なものが好きだ。
残るべきものを残すべきだと思う。

そして、どうしても日本の物が好きだが、
海外でも好きなものが見つかれば積極的に
これらの活動を海外に広げていきたい。

そんな感じでやっていこう。
sakuraishinya at 19:28



プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
アクセスカウンター

    月別アーカイブ
    記事検索