2018年11月18日

Amazonプライムデーを一日やってみた。

いやーこれは廃人になるわ。
プライムビデオ面白いね。

ひたすらiPadを目の前にして一日過ごせるね。
素晴らしいよ本当に。

ただ人生を捨てていると言ったら言い過ぎだろうか。
現実の世界はもっと面白い。
もっともっと面白いことを身体が動くうちに体験せずに、
バーチャルの世界で満足していてあとで後悔しても遅い。

もちろん映画が悪いとは全く思わない。
僕も高校生の時から軽く1000本以上は観ているだろう。
勉強になったものもたくさんあった。
でも、そのときは明確にお金を払ってレンタル代を払って意思があった。

今は何だろう。
次から次へとサジェスチョンが出てきて、
何も考えずに催眠術にかかっているようだ。

僕が古い人間なのだろうか?
でも世界中を旅したことも、会社創業などのエキサイティングな経験も、
大失恋もしたこともないのはもったいない人生だと思う。

プライムビデオは素晴らしいと思うが、
現実はもっと面白いということを今回改めて思った。
だとしたら十分に職人.comが提供できる価値はある。
もちろんAmazonにはない商品もたくさんあるし、
商品の1割以上はほぼメーカーさんと当店のみ、もしくはあっても2、3店舗の販売だ。
そう言ったところが差別化になるだろう。
生産量に限りがある本当に良いものは、Amazonで売るほど有り余っていない。
うちも取引を何度も断られることも日常茶飯事だ。

今回はAmazonプライムが我が社の最大の脅威だと感じたので、
あえてプライムデーを送ってみた。
すぐに解約して明日からは違う日を送ろう。

【余談】
日本では経済規模にしては普及率がまだまだなので、
未だに3900円のままだが、
既に普及した他国では1万円前後になっている。
便利さに抜け出せなくなったところで少しずつ上げていく。茹で蛙のようだ。
日本でも当然送料は上がり続けているわけだからそのうち上がるだろう。
最近加わったAmazonフォトなんて茹で蛙作戦の最たるもの。
あれに一度保存したら他に変えられない。Googleフォトを狙い撃ちしたサービスだ。
なので、あれはさらに強固に値上げで離脱させないためのサービスと言える。
便利なので素晴らしいと思うが、
そのような戦略で今3900円という破格値ということを
理解した上で加入したほうが良いと思う。
ちなみにAmazonは日本で法人税をほぼ払っていない。
アメリカ本社に収益が吸い上げられる仕組みで、
日本政府が怒って課税したが、日米政府の協議の結果、日本が全面譲歩したので、
1兆円を超える日本法人の法人税は今後も無し。何だそりゃ。
節税対策を練りに練った上での本国での納税のみ。
いやーお金の使い方を考えたいね。
Amazon本社だけ儲かり(直近3カ月の利益は数千億円)、
日本に法人税は入らず、シャッター街が増える。
真剣に日本国民として考えないと、日本中の店が無くなるよ。
チラッとヤマトや地元の配達業者さんの荷物を見ると半分以上がAmazon。
一回9割ぐらいAmazonでドン引きした。
全く外出しないプライム浸けの廃人になる可能性があるので、
一回切りの人生なので注意したい。
sakuraishinya at 00:46



プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
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