2019年04月05日

規則的な一週間。

地球の自転のごとく規則的なここ数年の働き方。
これが良いかどうかは色々な価値観はあるとして、
必要な仕事だから代わりができないことには交代しようがない。
まぁ今のところ交代するつもりもあまりないが。

イチロー選手も常々おっしゃっているが、
とんでもないところへ辿り着くには地道な努力が不可欠。
ひとっ飛びは難しい。

100カ国を旅し終えて、その後も数多くの旅をしたが、
自分の中では息抜きのような位置付けで、
頭の中ではどうやってこの世界に何かを残せるかだけを考えている。

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こちらは2009-2011のわずか1年ほどの間運営していたカフェありか。
400万ほどの予算でそこそこ見栄えのするカフェを作れたものだと思う。
今は跡地を利用していただき、別のカフェになっている。
他にも潰したビジネスは片手では済まない。

人間は色んな挑戦をしてもいいし、もちろんすべきだと思うが、
できるなら早いうちに一つのゴールを見つけたほうが良いだろう。
ゴールというよりも理念。ゴールなら達成してしまうかもしれないが。
ただ英語のgoalには目的という意味もあるので、つまりは目指す方向だ。

僕は「日本製工芸品を選んで発信すること」に事業価値を置いた。
無論それにより最も良い影響を与えられると思ったから。
そして「自国の伝統技術や文化に価値があることを伝えていく」という理念を見出した。
それには商品をつくるということは入っていない。苦手なことが分かったので。

選ぶのはなぜか得意だった。
自分の選んだものが多くの人たちの生活を変えているのを感じて、
やり甲斐と使命感を感じた。
覚悟が決まったのは結構最近だろう。
他の選択肢を捨てるのはかなり辛い。
が、イチロー選手が突然別のスポーツをやるとか、
投資家になるとか言い出していたらどうだっただろう?

自分の人生というのは多くの人たちの支えによって成り立っているので、
全部好き勝手にやっていいというわけではないと思う。
自分のやりたいことと世の中に期待されていること、受け入れられることの
交差する部分がやるべきことだと思う。
芯が通っていないと自分自身や周りにも見透かされてしまう。
また、何でも自由にやれと言われて、そうか!と喜べる人は意外と少数だとも思う。

ぐだぐだ書いたが、要は自分のエゴを押し殺すということではなく、
社会に受け入れられることでエゴをも満たす大きなことをやろうということだ。
僕は職人.comという店をザ・ボディショップのような理念的な世界的なブランドにしたい。
未来永劫、人々に自国の伝統技術や文化に価値があることを伝えられる店にしたい。
取引先の能作社長がアレッシーのようなブランドになると掲げていらっしゃるのと同じ。
分かりやすくないと自分たちの心をそちらに向かわせられない。

なので、必要なのは、
1. 社会に受け入れられる意義ある理念
2. ワクワクする、エゴをも満たす大きなビジョン
大きくはこの二つだろうと思う。

なぜエゴをも満たす必要があるのか?
エゴがちょいちょい出てきて邪魔をするからだ。
だからそれを包括するほど大きなビジョンでないと我慢することになる。
我慢は体に良くないし、我慢している時点でうまくいかないだろう。

てことで、今日も夢に向かって頑張ろう。
sakuraishinya at 09:59



プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
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