2011年07月

2011年07月29日

松下幸之助さんと稲盛和夫さん

「松下電器を大きくするか、小さくするかということは、社長の私が決めるものでもなければ、松下電器が決めるものでもありません。すべて社会が決定してくれるものです。松下電器がよそに負けない立派な仕事をして、消費者に喜んで使っていただけるような商品をつくっていれば、もっとつくれという要望が集まってくる。その限りにおいては、松下電器はどこまでも拡張しなければなりません。しかし、逆に我われがいかに現状を維持したいと考えても、悪いものをつくって売っていたのではだんだん売れなくなって、現状維持どころか、縮小せざるを得なくなる。だから、松下電器のこれからの発展はすべて社会が決定してくれるのです。もちろん半期とか一年という一応の見通しを立てた計画書は銀行へお出ししていますが、どこまで拡張するのかと言われると、これはわからないという答えしか出せません」


本当にその通りですね!!
お客さんから必要とされる仕事をしたいと心から思います。


昨日、京セラの稲盛さんのビデオ観たけど、
だいぶ人間らしいビデオだった。


あの方は社会のために、社員のためにと会社を
つくったわけではない。
自分の技術を世に問うためにつくったそうだ。


創業メンバーはそれで良かったけど、
次に入ってきた人たちが
何と給料保証などの要求書を提出してきた
飲まないから全員辞めると言い出したらしい。


稲盛さんは三日三晩しゃべって
そこで出てきたのが
全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に
人間社会の進歩発展に貢献する
という京セラフィロソフィーと呼ばれるようになった言葉。


これにはビックリした!


彼がしきりに言ってたのは
人間には常に自分だけが良ければいいという欲望と、
社会のためを考える心がある。


自分だけの欲望を出して一体誰が共感して
もし共感したとしても、そんな野獣のような集団では
当然バラバラになるのは時間の問題。


だから、はっきり言って、
手段として、一つの目的を
つくる必要があったということだ。


また、第二電電を設立した経緯も
反逆精神からやったというのだ。
何と意外!
その反逆精神とは
高い料金を取ってるNTTをやっつけるという
鬼退治に似た感覚。


これが土台になった上で、
これは本当に世の為に、利他になるのかと
半年悩んだらしい。


そして、やっとこれは
間違いなく世の為になるんだ、
自分のためにやるのではない、
と覚悟が決まってやったらしい。


常に自分の中にある欲望が
湧き上がってくるので、
その心を抑えるように努力してるそうだ。


自分だけのために何かをやれば
下の社員はどうなる、とか
社会はどうなると常に考えてる。いや、むしろ昔全員やめる、と言われてから
ある意味トラウマのようになったのかも知れない。


だから当然、社会のために良いものでない限り、
せっかくの良いアイデアも広まることもないし
存続できないということも
身に染みたのだろう。


で、彼の欲求というのは
そのような大企業を作り上げることで
自然と満たされるようになったのだろう。


つまり当初の目的であった稲盛和夫の技術を世に問うことは
十分すぎる結果が出たというわけだ。


僕は彼は神様のような人だと思ってたけど、
いやいや普通の人間でした!
本当にビックリすると同時にめちゃ好きになりました。


このビデオは、大阪産業創造館の地下一階で
入場料300円で見られます。


関西の企業家がずらーっと
略歴が並んでいて、
大事業を作りたい人は必見だなぁと思います!
ぜひぜひ。

iPhoneから送信
職人.com 櫻井慎也
sakuraishinya at 21:18

2011年07月28日

大阪の阪急ビル15階のタリーズよりおはようございます。

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大阪に昨日思い立ったように来て、昨夜は会社をされてるお二人と
飲ませて頂きました。

夜二時過ぎまで飲んでサウナに入り
七時半には目覚めて
朝から大阪散策。

この街のエネルギーが大好きだ。
創業の地、天満は俺の中で
パワースポットとなってる。

これからも特別な場所であり続けるだろうな。
23で会社つくり、いまは30。
かなった夢もかなわなかった夢もたくさん。

でも全てこの下積みがあったからできたんだ、
とあとで振り返れるように
これから一気に大きくしたいと思う。

職人.comは大きくなればなるほど、
みんなが幸せになるビジネスだ。
社員、取引先、お客さんはもちろんのこと、
SANAAに依頼して100億の本社をつくり
コミュニティスペースとして
地域の人たちに一部開放しようと思う。

地域の人も幸せになる。
そんな幸せになるシステムがつくれたことで
人々を勇気づけられる。
僕らには無限の可能性があることを証明できる。

さらに出た利益の一部で
途上国に最高の選び抜いた良書を贈り
彼らが自発的に発展できる手伝いをしたい。
それにより少しでも貧困のない世界に近付けたらと思う。
次に生まれる自分たちがどの国で
生まれても紛争や貧困がないように。
幸せになるシステム、職人.comをつくりあげよう。

sakuraishinya at 08:53

2011年07月24日

高野山でたくさんの出会い。

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高野山で偶然立ち寄ったお店の方と
仲良くなり隣りのカフェでコーヒーご馳走になり
商品も一部販売させて頂くことになりました!

しかも超いい人で、
かれこれ何時間もしゃべってたんですが
お茶出してくれたり桃出してくれたり。

しかもご飯にも連れてってくれ
なんとご馳走していただき、
ホテルまで電車で二時間かかるところを
乗っけていただきました。

一緒に飲んだ方々は
りらという高校を運営していて
長所を伸ばす教育で、芸術などの分野で
活躍する人材を開発することで
日本の教育改革をしています。

新聞にも百回ぐらい掲載されてて
朝日新聞の記者が一ヶ月泊りがけで取材するほど。
そこの校長とか理事とかの集まりに
僕なんかがお邪魔し、しかも政治や経済について激論を交わすに至りました(笑)

途中意見の食い違いが多数ありましたが
目指すところは日本を良くしようということでまとまりました。
客のクセに好きなことしゃべりすぎてちょっとハラハラしました。
難しいなー!でも偽ってもしょーがない。
目指すは日本復活だからちょっとでも混じり合えば良いものが生まれるかもしれない。

学校をつくるっていう夢でも
叶うんだなぁって
何か驚きました。
とにかく今日は何から何まで
ありがとうございました!!
sakuraishinya at 23:30


プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
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