2012年04月

2012年04月21日

旅をするのは仕事より大変。




僕が常々思うのは、旅をすることは
仕事にとってもとてもよいということ。

毎日仕事をするのはとても楽だ。
実は何も考えなくてもできたりする。
もちろん毎日しんどいこともあるだろうけど、
ある程度予想はできる。

しかし、旅をすると、新しい国は
全く想像ができない。

グーグルのイメージ検索をすると
ますます怖くなるばかり。
治安は日本の何倍から何十倍悪い。

そこに足を踏み入れるのに情報も掻き集めるわけだし、
(その作業だけでも相当仕事に役立つ)
危険を察知しながら、何事もないように
かつその範囲内で最大限楽しむという
絶妙のバランスで動く。

これこそ、会社運営そのものではないかとも思う。
冒険もしながら、致命傷にならないように
四方八方に気を配りながら目的地に向かう。


僕が世界を旅していて、あと10カ月で100ヶ国を達成という
ことを聞いて、ひょっとすると会社をほっといて
何じゃコイツと思われるかもいるかもしれないが、
会社を任せても大丈夫な状態をつくるのは
管理者として最も大事な仕事。

松下幸之助さんは、社長になったら作業をするな、と言った。
社長にはもっと大事な仕事がある。

どの目的地に向かうのか、何のためにやるのか、
会社の文化はどうあるべきか、どういう戦略でやっていくのか、
どこにお金を使っていくか、
社員はうちで働くことでどのような価値があるか、
お客さんはうちで買うことでどのような価値を得られるかなどなど。


第一この会社自体が、大学時代にアメリカと西ヨーロッパを
一人で一周した経験がもたらしてくれた。

また何のためにやるか見失ったときに、
救ってくれたのもまた27からの40カ国の旅だった。
今は最高の目的地が見つかって最高に満足している。
ようやく自分の命をかけられる未来が見つかった。
今までの仕事も全てつながる。

これからの日本は、国内市場は縮小していくのだが
日本のサービスは競争が激化しているため
サービスの質は圧倒的に世界一となっている。

だから、日本のモノづくりの管理能力や
飲食店、高度成長を支えた経営システムなど
日本で今普通に当たり前にやっている仕事を
世界に横展開していくことで市場は10倍になる。

そういう発想になるには、
海外に行っていることが必要だと思う。
行ったことがないと、そのような発想もできない。
だから、今は短期留学をしているというわけだ。

今度の留学先は、
アルメニアから始まり、グルジア、アゼルバイジャン、
ロシア、ラトビア、リトアニア、ベラルーシ、ウクライナ、
モルドバ、ルーマニア、ハンガリー、ポーランド、
スロバキア、チェコになる。5月30日から7月10日まで42日間。

これらの国々を経て、得てきた経験は一生の財産だ。
情報の差が強みになる。
だから当然その強みを社員にも身につけてもらいたいから
社員も年に2、3回旅ができる。

今はビザの取得に毎日頭を悩ませている(笑)。
これ一つとってもルーチンの仕事より、何倍も大変!


この旅が終われば、次は東アフリカとカタールで10カ国、
次は南米の北側に行くかどこかに行って6ヶ国、
最後にヨーロッパの小国と行ってないポルトガル、アイルランド、アイスランド
あたりをまわり11カ国追加。で100ヶ国達成する。
32歳の誕生日まであと10ヶ月。十分可能だ。

100ヶ国行った後は、どのように世界を見られるのか。
早くその状態になりたくてしょうがない。

そして100ヶ国達成した暁には、ぜひイタリアでカプチーノを飲みたい(笑)。
新しい国しか行ってないので、10年ぶりに
あの美味しい130円ぐらいのカプチーノを、
素晴らしい雰囲気のバルで飲みたいな。
最後の旅をヨーロッパにして、それを目指そう♪

100ヶ国が終われば、あとは自由にまた行きたかったところにも行きたい。
でもどうせまた新しい国を行くんだろうなぁとも思う。
だって、キューバってどんなとこだろうとか
マダガスカルのバオバブ見たい!とかモーリシャスの
人種のルツボを見たい、とかスリランカの辛くてうまいカレーを食いたいとか
アラスカの大平原を星野道夫のいた場所をなぞりたい、とか
そりゃもう好奇心の塊ですからね。終わりがない。

よし、ビザ大変だけど、ロシア、ベラルーシ、アゼルバイジャンも
行きたいので、頑張ってちゃっちゃとホテル予約して
バウチャー出してもらって、取るぞっと!!
面倒な仕事はちゃっちゃと終わらす!本当嫌い、こういう仕事(笑)


最後にヨーロッパ人がよく言う名言をご紹介。

「働くために生きるのではなくて、生きるために働け」

仕事も人生を輝かせる手段。
人生のほうが大事。

旅がしたいなら何としてでも行くと
すごい形相で上司に有休消化表を叩きつける、
これが通らないなら辞める、と言えば通るはず。
通らなければ辞めたらいい。
有休消化は社員の権利です。

旅もできないで何のための仕事だと思う。
日本なんて何をしても生きていける。
半年バイトして半年旅できる国です。
半年住み込みの工場とかで働いて半年海外行ってる人はよく見る。

ちょっと給料が高いだけで、人生をドブに捨てるのはやめよう。
死ぬときに後悔する生き方だけはやめよう。
人生は「今」なんだ。今の連続が未来。
今が楽しくなくて未来が楽しくなるわけがない。

もっとヨーロッパ人のように楽観的に人生を
楽しみましょう!笑う門には福来るですよ。


sakuraishinya at 12:14コメント(6)

2012年04月13日

結婚するとかしないとか




はっきり言って今はどうでもいい。

一応申し上げておきますが
つい先日まで結婚を考えていた
素晴らしい彼女がいた(笑)

僕がなぜ今のような考えに移行したか。
それはこう言えば単純なのだが、
中米で出会った素敵な方々の生き方に衝撃を受けたからだ。

とある年上の日本人女性は、
メキシコから来て3ヶ月かけて南米まで行くという。

彼氏もいるらしいので、
結婚とか考えないの?という質問に対し、
まだ全然考えてないという。

なぜかというと、まだまだ世界で行ってないところが
多いからアフリカに中東にヨーロッパに、
行きたいところは全部行きたいから
少なくとも2年はできない、ということ。

目を輝かせて、まだ見ぬ大地への期待に
ワクワクしているのが見て取れた。

タバコ農家で数ヶ月働き、
真っ黒になりながら、中米を一人で旅する彼女の
何ともけなげな、誠実な生き方に
心底影響されてしまった。

これほど輝いてる目をしばらく見ていなかった。
僕はいつこんな目をして未来を話したかなと思った。

僕にはまだやりたいことがあると思った。
何なら、生涯旅したいとも思った。

ベリーズで一緒だったイタリア人のゲイも
39歳で、半年働き半年旅してる。
色んな国の色んな男性と関係を持ち
人生をエンジョイしているようだ。
もちろん結婚は無理だと言っていた。

老後とか考えないのか?という質問に対し、
今が一番大事だよ、そんな先のことなんて考えない。
という答えが返ってきた。

将来の安定を、とか、
老後がさびしいから、とか
そんな理由で、僕たちはついつい
今という一番大切な時間を生きていないことに気付いた。

未来は、”今”の連続。
”今”が楽しくなくて、その連続である未来が
楽しくなるわけがない。

人生は忍耐だと誰が言ったんだろう?
ある意味真実だが、ある意味人生をドブに捨てるだろう。

それよりも、楽しいこと、ワクワクすること、
一生かけてもいい、と思える夢を見つけることに時間を使うことだと思う。

石の上にも3年というのは
自分に当てはまるとは限らない。
僕が3年いたら、おそらくサラリーマンのままだった。

最初から今描いてるゴールなんて
全く分からなかった。
分かるなら、そのゴールは低すぎる。
どんどんゴールの位置なんて高くなる。

人生なんてどんどん変化するし、
消滅するものもあるし、また生まれるものもある。
ずっと続けなきゃいけないものなんてない。
稼いだお金だっていつかはなくなる。
なくならないのは経験してきた足跡だけだ。

頑なに守っている世間体だったり、
信用だったり、安定収入だったり、
そんなものはいつかなくなる。誰も覚えてやしない。

今の魂の叫びを聴いてあげよう。
決して衝動的にではなく、静かにその声に従おう。
きっと後悔のない人生ができる。


sakuraishinya at 20:34コメント(0)

2012年04月11日

社員が旅行に行ってる16日間、良く考えた。




本当に長い16日間だったけど、
めちゃめちゃ色々と考えられた。

帰ってきて、二人で今後の会社の方向性について
話し合って、もっとも良いやり方が見つかった。

嬉しい限りだ。
今の方向性としては、
職人.comとは別に輸入品の通販サイトをまず
オープンして、そこからどういうものが
実際に売れるのかというリサーチをかねて
のちに出す自社ブランドに備えていくというもの。

そして職人.comからも輸入品からも
取引先は見つかるだろうし、
何といっても勘が掴めるということだろうな。

もちろん海外からの仕入れなんて
やったことないし、笑うしかないわけだが。

でも、方向性として、一日一ドル以下で暮らしている
子供たちをたくさん見てきた身としては
彼らを救えない事業など意味を感じないわけだ。

だから、今の事業からどのように交差していくのかを
社員が旅行に行ってる2週間の間
頭が割れそうになりながらも考え続けた。

うちのおかんにもよく相談したな。
本当にナイスコンサルタント。ソフトバンク万歳。
おかげで親との距離が近くなりました。
家族全員ソフトバンクなので本当に助かります。
iPhoneをジョブズに提案したのも孫さんだという話だし
本当に素晴らしいなと思います。

いやーでも良かった良かった。
こういう方向性が見つかって。

スローガンとしては、現代のボディショップになろうということ。
ボディショップはロレアルに売却されたので、
創業者の生きていたときの生々しいDNAとはやはり違う。

今のほうがスタイリッシュで本当に素晴らしい企業だと思うけど、
同じ創業者だからかやっぱりかつてのほうをひいき目に見てしまう。
僕が一番憧れている店はシンガポールのデパートで見た
ボディショップの店。もう20年も前の話。焼きついている。

でも企業は人が動かすものなので、
創業者が描いた夢が実現された形が会社なわけだ。
なので、創業者がなくなれば、どんな会社でも影響はあるだろうな。
誰も代わりなんていない。人間なんて完全なコピーができるわけがない。

だから一日1ドル以下で生きている人たちが
一人でも多く、一日2ドルで生活できるように
仕事を作っていくことを目標にしていきたい。
2ドルになるだけで、夜お腹がすかない人生になるそうなので。

だから世界中で、たくさんの商品を販売したい。
大きくすることに何の迷いもない。

そして、日本の職人プロダクトも
高品質な海外生産品と同じ土俵に並べたときに、
太刀打ちできるものしか生き残れないようにしたい。

日本にもどんどん店舗を出して、
古臭い伝統工芸を一回破壊するぐらい影響力を持ちたい。
そして、安くて高品質でデザインが素晴らしい職人プロダクトを
自社生産していって、日本でもどんどん販売したい。

そしたら、高くて過剰品質な職人プロダクトは
方向修正を迫られる。

そうやれば、もちろん完全になくなる伝統工芸も出るだろうが
終わりは新しい始まり。そこから同じく徹底的にコスト削減した
世界に通じる品質・デザイン・価格のものが生まれるはず。

そうやって、新しいイノベーションの波を起こしていけたら、
世界にたくさんの素晴らしい職人ブランドが進出していける。

日本にとってもよし、先進国にとってもよし、
途上国にとってもよし、そして何より自分にとって
満足できる道を見つけた。

てことで、この方向でやっていこうっと。


sakuraishinya at 23:29コメント(0)


プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで131カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。


僕の失敗続きの人生を取材していただきました。「勤めないという生き方」森健著P.146〜164に書かれています。


僕の人生を変えた本です。世界1億部以上の大ベストセラーで、歴史上最も売れた本の1つ。「夢を追求している時は、心は決して傷つかない」など、本の至るところに大事なメッセージがあります。全ての夢を追い求める人、日々の雑務に追われ夢を忘れている人に、心の底からおすすめします。
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