2015年11月

2015年11月25日

大変素晴らしい商品が加わった。台屋さんの鰹節削り器。

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本当に最近良い商品を扱わせていただいている。
自分たちで使用して納得のいくものばかり。
扱えるものもあれば、扱えないものもある。
だからこそ扱うことを許された商品をとことん広めていきたい。
それが商人としての使命。
僕たちにあるものは職人.comという一つのサイトのみ。
もちろん5万人近いフェイスブックフォロワーの方々にも支えられている。

ところで、土日月は大変良く悩んで、
おそらく30時間は考えて、
「日本の職人から世界企業をつくる」から、
「職人から世界を変える」に変更した。
やはり自分の最も大事にしたい気持ちを言葉にすると後者になった。
ついついしばらく日本にいると、
海外で何が起こっているか分からなくなる。
僕も数ヶ月行っていないだけで、
海外に行くのが怖くなってきたし、
自分とは関係のない遠い世界に思えてきた。
そんなことはなかったのに。

僕の中の変わらないモチベーションは、
ボディショップのような理念的な店を作ること。
もうこれ以外にない。これに決めてしまおうと思えるぐらい。
僕の人生を変えてくれた本が「ボディ・アンド・ソウル」という
ボディショップ創業者が書かれた本だ。
興味のある方はぜひアマゾンの中古か何かを買っていただきたい。
そして可能ならば、ボディショップの旧ロゴのままの店を見てほしい。
京都ならカナート洛北がなぜかそう。
久しぶりに見られて感動した。
20数年前にシンガポールで見たときに受けた衝撃を思い出して、
しばし呆然とした。たぶん30分ぐらい見ていた。

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こちらの力強いフォントと、黄色い羽。この黄色が良い。
今は白色になっていてオシャレなんだけど、やっぱり黄色。

この写真、めっちゃ今あさってやっと見つけた。
旧フェイスブックアカウントのバックアップに。
フェイスブックさんありがとう!!

ということで、色々と考えたけど、
現代のボディショップを工芸品の業界で、
しかも現代のやり方(オンライン)でやっていこう。
やり方も扱う商品も全く違うけど、
世界に良い影響を与える店をつくるという思いは一緒だ。
sakuraishinya at 00:30

2015年11月20日

二軒新しい店に。

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今週も終わったということで、
堀川通りを何となく歩いて、
前から気になっていた居酒屋二軒に
新しく行ってきた。

まだまだ知らないところがある上京区。
素晴らしいなぁ。
しかもほとんどが美味しいところ。
京都人の生真面目なところは大好きだ。

ところで最近日本製のみを扱う体制に戻せたは良いが、
世界中の人々に良い影響を与えるということが
前提でないと突如やる気をなくすことが分かり、
今日発作のように世界生産のブランドをやりたくなった。

でも一年前に挑戦はしてみたものの、
やはり自分に向いているのは日本製工芸品のオンライン通販だということで、
全て整理し終えたのが最近。

それは良いが、あまりにも整理しすぎて、
日本の職人から世界企業をつくるという言葉だけが一人歩きしていたことを反省した。

職人から世界を変えるという言葉のほうがひょっとすると
理念としてはしっくり来る。
どちらかというと世界企業を、はビジョン寄りだ。

色々とまだまだ考えることが多いね。
でも職人から世界を変えるでは抽象的すぎて相手に伝わらない。

ということで、やっぱり世界に伝えられるぐらい
思い切って行動していこうと思った。
sakuraishinya at 23:43

2015年11月15日

色々と考えた週末。

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今日は昼に公園でビール買って
唐揚げとおにぎり食べた。
そのあと、足りずに鰻屋へ。

で、三時にご来客があった。
美味しいお菓子のお土産まで戴き。
この町家のことを大変お褒めいただき嬉しい限り。
また、今後の展開を考える上で
大変参考になるお話だった。

色々と選択肢はあるが、
選べる未来は一つだけ。

結局最高の日本文化体験をしてもらうことが一番だと思う。
この二軒の町家に来ていただき、
これが日本の伝統的家屋かとため息をついていただくことが
もっとも誤差なく日本を味わえる。

無理にこちらから向こうの
ライフスタイルに合わせたものを作り、
売ったところで一体それは何の産物になるだろう。

日本人が見向きもしないものを
売られた外国人も騙されたような気分にならないだろうか。

日本の良さが本当に分かっている人に、
分かってもらうことが大事であって、
パリやニューヨークの審美眼が必ずしも日本人より優れているとは思えない。

日本人が作り出した工芸品や日本家屋の美しさ、
侘び寂び、謙虚な佇まい、
無の空間に感じる美的感覚、日本庭園、
自然と調和した美しい街並みは
世界に誇るべきものだ。
また料理に関しては言わずもがな。
間違いなく世界最高峰の一つ。

それに関しては一切遠慮する必要もないし、
これからも伸ばし続けていくものだろう。

なので、変に外国人に理解してもらおうとへりくだるのではなく、
もっと研ぎ澄ましていき、さらに本物を追求していこうではないか。

文化大国として世界が憧れるような存在になるべきだし、
本当にそれだけのものを持っていると思う。
そして、そうあることが日本の役割だと思う。
経済戦争に勝つことだけが全てではないことを
アジアで初めて伝えていこうではないか。
sakuraishinya at 23:39


プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
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