2016年06月

2016年06月27日

引き続き日々の仕事を。

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大きな成果を残そうと思えば、
あれもこれもじゃ当然器用貧乏だ。
僕が年間一億円、日本製工芸品を流通できているのも、
その程度の能力がやっと身に付いてきたということだろう。

縁のある仕事を縁のある人とともに、
精一杯やり遂げること。
なかなか鶴瓶みたいに散歩しているだけでは見つからない。

一人の人間が結局やれることは、
せいぜい一つか二つだろう。
あとはオマケのようなものだ。

僕の例では、職人.com以外の全ては失敗した。
もちろん学びになったが、利益にはなっていない。

柳井さんも同じことをおっしゃっている。
ユニクロ以外は全て失敗したと。
あとの付随事業(GUなど)は他の優秀な社員さんによるところが大きいので、
あの日本一の大富豪ですら、多分そうなのだろう。

人生は何でもできるとか言っている人は、実は大したことをやっていなかったりする。
中途半端な成果で成功だなんて昔の自分を見ているようで可哀想になる。

僕には職人.comというユニクロが与えられた。
多少の横展開、縦展開はあるだろうが、
これを中心に今後もやっていこう。
sakuraishinya at 23:53

2016年06月25日

今期のFacebook10万いいね、年商1億5000万(税込)必達に向けて。

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※マダガスカルのモロンダバ。バオバブ並木があるところ。

色々やることがあるね。
まずFacebookだが早速予算を増やした。
簡単な話だ。

そして7月には数ヶ月前から準備していた
新商品が続々と入る。
それに向けてのリーチを増やす。

フェイスブックやメルマガのお客様に
ドンピシャの商品を提供できれば、
ヤフーやグーグルへの広告費はゼロでも売上が立つ。

事実、全く広告をかけていない商品もあるが、
定期的に10万以上メーカーに発注しているものもある。
これを一つの成功法則としてやっていきたい。

あとは先日から実行し始めたが、
この商売は在庫がとてつもないので、ここが命取りになる。
なので、これまた当たり前の話だが、
在庫を持たずにいかに売上を上げるかが秀逸な肝になる。

しかしあまりにも納期が長すぎたり、予測ができない商品を扱うと、
二度とご注文をいただけない状態になる可能性があるため、
当然注意が必要だ。

なので、納期を予測しながら、
在庫も適正量を維持したまま、受注発注商品の売上を最大限取り、
各商品ごとのライフサイクルを予測して柔軟に扱う商品や在庫数を定期的に変えながら、
お客様にいつも新鮮な思いを持ってもらうことが大事だ。

しかし、新鮮な思いとは言っても、
職人.comは厳選に厳選を重ねた商品しか加わらないので、
その定期的に新商品を、というのがいつもつまづく。

毎日フェイスブックやツイッター、ブログで、
新しい投稿を1〜2件行うが、再入荷のご案内や、
写真撮りをし直したりしての再アプローチも当然多い。
これもまたそのときにできる最大限のことをやっているということには違いないが。

商売とは一体何だろうと思う。
やはりと言っては何だが、お客様の数こそが一番大事だ。
当店のフェイスブックページは現在いいねしてくださっている方が66,580人。
これはなかなかの数で、日本製工芸品通販ではトップクラスではないかと思う。

現在まだ広告で集客している段階ではあるが、
たとえばこちらに「新商品入りました!!」と投稿し、
お客様が強く反応してくださって、
こちらの投稿のように3,000いいねを突破することもある。
33人がシェアしてくださり、79,896人のタイムラインに表示されたとある。
驚くべきはこの投稿自体は無料だということ。

そうなれば、広告費ゼロでお客様がお客様を呼んでくださる
大変ありがたい状態になり、これこそが最大の資産と言えよう。
岡崎太郎さんの名言に、「儲かるって言うのは最後の最後に儲かるんですよ」
というものがあるが、実に的を得たご発言だと思う。

今はまだまだ投資段階であるし、
これからもずーっと投資していくつもりではあるが、
ソフトバンクがアリババの株の一部やスーパーセル、ガンホーの株を売却し、
たった1ヶ月で2兆円弱のキャッシュを手に入れるが、
これぞまさにその最たるものと言える。

アマゾンもそうだが、新規の投資さえ止めれば、
いつでも多額の利益を出すことが可能だろう。
だが、売上が10兆円を超えた今も年率数十パーセントという
ありえない成長率を維持していくには投資は欠かせない。

ただ大事なのは、いつでもアプローチできる顧客資産が大きくなっているということ。
これがあるかないかで全く違う。
景気の変動などで売上が下がったときに耐えられるかどうかの差になる。
アマゾンには当然それがある。

当社がヤフーやグーグルの広告からフェイスブックの広告に
軸足を移しつつあるのもそういうわけだ。
昨年の広告費は850万だったが、200万以上はフェイスブックだ。
今期2017年3月期で10万いいねを達成したいので、
またそれなりの予算を注ぎ込む。

昔は職人.comも、最小限の労力で最大限の利益を出す
メーカー直送のビジネスモデルで50以上のメディアに取り上げていただいたが、
現在は全くの真逆を突き進んでいる(笑)。

全商品を当店スタッフが検品し、当店スタッフが自社倉庫から発送している。
おそらくメーカーさんへの返品交換率は業界随一ではないかと思うほど、
大変細かく検品している。

商品を見られないにも関わらず当店を信用してくれて、
ご注文をくださったお客様のことを考えたら、
たとえメーカーさんがA品と判断したものについても、
送料当店持ちで交換をお願いしている。

だが、やはりそのような地道な積み重ねの甲斐あってか、
年商は5年連続上がり続けており、今期も過去最高を達成するつもりだ。

残念ながら昔ほど儲かっていないのは悲しい限りだが、
それは先ほど長々と書いた成長するための新規投資と在庫拡充の所以。

一つ言えるのは、楽な商売はないし、儲かる商売もないということかと。
一時は楽なものも儲かるものも、遅かれ早かれ競争に巻き込まれ、
課題を乗り越えなければ生き残れなくなる。

思えば、職人.comも事業のやり方を転換してきたからこそ、
何とかまだ商売を続けられている。
そのぐらい厳しいのが商売だと12年やってはっきりと言える。

そう言ったことを念頭に置きながら、
一生をかけて前職の高砂香料のような1000億企業をつくれたら、
最高の人生だったと思えると思う。

1000億を売り、10億人に良い影響をもたらす、
「自国の伝統技術や文化に価値があることを伝えていく」企業になりたい。
てことで、これからも頑張ろう。
sakuraishinya at 10:06

2016年06月23日

今日は社員全員でカラオケに行った。

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10年ぶりだ社員とカラオケなんて。
零細企業はなかなかないんでね。
近くのキッパーズケルシュさんでハッピーアワーでお世話になったあと、
ノリで誘って行ってみた。

一時間だったが有意義な時間だった。
カラオケは最もプライベートが垣間見えるオフィシャルな時間と言えるのでは?
だからこれを共有することに意味があると思う。

いや、そんな難しい話だけではなく、
ただ単に行ってみたかった。
どんな歌唄うのかと。

社員との距離感は、
付かず離れずが正しいと思う。
あまり馴れ馴れしくしても次の日がしんどい。
あくまで共に働く仲間だ。
その中でたまに「へ〜」っていう発見があれば面白い。
気を使わない関係が良い。

いつまでもどこか謎な人たち。
そんな尽きぬ興味がある距離感が僕は好きだ。
sakuraishinya at 23:03


プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
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