2016年12月

2016年12月28日

一泊二人で五千円のwebolognaという宿に来た。

8eeb8b6f.jpg
なかなか快適。
昨日ボローニャの空港からaero busに乗って(6ユーロ)、
中央駅に着き、20分弱歩いて辿り着き、爆睡。

飛行機で隣の席のアメリカ人が、
10年日本語を勉強してて日本語ペラペラで、
孫正義さんも卒業したバークレー卒、四年間ツイッターで働き、今はベルリンでサウンドクラウドというところで働いているそう。
アメリカのトップ数パーセントのエリートだろう。

先日のテロ大変だったねというと、
テロに合うのは運が悪かったと思うしかない、
それよりも交通事故の方が気を付けなきゃと言っていてなるほどと思った。

テロリストが混じっていてヨーロッパ最大の問題である
難民についてはどう思うと聞くと、
基本的には受け入れは良いと思う、
一部のテロリストに惑わされず、
プラスのイメージを持ち続けなきゃいけないと言っていた。
これには驚いた。凄いと。

確かに僕たち市民ができる一番の貢献は平和を心の中に持ち続け、
その素晴らしさを伝え続けることだね。
それ以外に平和を広げて維持し続ける方法はないと思う。
もちろんテロリストはいなくなるように
徹底的に対処することが前提だが。
テロリスト候補たちの価値観を変えてやれば馬鹿らしくてやる奴はいなくなる。
だから世界や人生の素晴らしさを根気良く伝え続けよう。
sakuraishinya at 16:49

羽田の乗り継ぎを経てフランクフルトで待ち。

c30afb13.jpg
大変くたくただ。
実験的に休みを増やすことにした我が社。
社員は毎年2週間休みを3回取れるようになっている。
ほぼ公休のみで。
これほどリフレッシュ休暇の多い会社は珍しいのでは。
今日も行きの羽田での連絡バスにて
上司が連休を取らせてくれなくてとボヤいていた女性の話が聞こえてきたが、
隣の旅慣れている男性は社員の権利だから言ったらどうですかとか、
フランスやドイツでは一ヶ月有休が法律で決まっていると親切にアドバイスされていたが、
あまり他人の話に興味がないようだった。
日本人はどうもとりあえず休みなく働けばギャーギャー言われないし、
面倒くさいからと思考停止状態になっている人が多い。
社員が休めるようにするかどうかは経営者の仕事なのだから、
社員が余計な心配をして有休を取らないことは経営者を甘やかせることになるので良くない。
権利はしっかりと行使して、それができない会社は、そのポイントではマイナスとして認定すべきだろう。
とはいえ、仕事が本当に忙しくて休めない事情も分かる。
代わりなんてそうそういないから。
うちもここ一年半はそうだった。
そこで編み出した起死回生のアイデアが、
そもそもの会社の公休を増やすという荒技。
増やした分は有休消化扱いなので有休日数の20日間は変わらない。
この少人数でやりながらも全員が休める体制を作るにはそれしかない。
2週間休みが3回取れたら嬉しくないだろうか?
社員は嬉しくて友達にすぐ話したらしくて、
友達にも、良い会社で凄い決断だと言われたそう。
確かに我々真面目な日本人的感覚では、
取引先やお客様が働いているときに休むなんてとそれは僕も思う。
でもそれでも休んで日本の働き方をもっと自由にさせてあげたいと思う。
これならうちの社員やりながら100カ国旅することも可能だ。
山登りが趣味だったら日本中の山を極めることもできる。
毎年北海道の大自然を感じることもできる。
そして仕事の間は楽しく集中できる。
ちょっとこれで実験してみよう。
sakuraishinya at 04:18

2016年12月25日

僕の特技を一つだけ挙げるとすれば、変わり身の早さだろう。

今日はご近所さんの結婚式だった。
お隣さんがメディアにもたくさん出ている大変面白い方で、
たくさんお話させていただいた。ことぶらさん。

凄い盛大な結婚式だった。
お能の大合唱からパラグアイのアルパ奏者の演奏まであり。
いやー楽しませていただいた。感謝感謝。

で、タイトルの件だが、
僕はよく何かを始める!と書いて、熱中し始める。
その吸収力たるやなかなかのものだと思う。

でも飽きる速度もなかなかのものだ。
しかし、それで「この前ああ言っちゃったしなー」と、
ずるずるとやることはまずない。

吸収できて、それ以上興味が出なければ
それまでの役割ということでご苦労さん。で終わり。

これがどうやらなかなかできない人が多いのではないかと思い、
こちらの記事を書かせていただこう。

人は他人や社会に何かを伝えたい生き物だ。
井戸端会議の目的などあるだろうか?
ただしゃべりたいだけ。カフェの会話の大半がそれだろう。
でもそれが人間だ。お互いの近況を報告し合うことによって、
世界情勢を本能的に確かめ合っているのかもしれない。

なので、話したり書いたりすればすっきりする。
すっきりすれば悩むことなくそれに打ち込める。
でもいったん打ち込んだからと言ってずっとやる必要はゼロ。
興味のないことをやり続ける意味は何だろうか?

僕は今日二つのサービスをやめることを決めた。
一つは既に削除した。もう一つはある商品を売り切れば終了する。
でもそれによって得たものがある。

具体的に書くと、社会活動ブログというものをやっていたが、
それを今日やめて、その雛形(PCページ)は英語ブログに使うことになった。
社会活動ブログを立ち上げたからこそ生まれたシンプルで英語にぴったりの雛形だ。

もう一つというのは姉妹店のこと。
やったりやめたりを繰り返していたが、
日本製工芸品通販に集中して、世界各地にショールームを作り、
世界一の日本製工芸品ストアになる未来の方がワクワクすると思えたので、
急遽終了することにした。
これは金土日に決まったことで社員は知らない。
社員は既に慣れ切っているので「あーそうなんですか」で終わり。

選択できる未来は一つだ。
だってどんな人も自分の身体は一つしかないし。
もちろん色んなことをやるという選択肢もある。
ただそれで大きな成果を残せるのかと考える。
マイケルジョーダンですら、バスケットボール選手として頂点を極めた後、
父のためになった野球選手としては二流だった。

誰もがぶち当たる壁がそこだろう。
一つに集中するのもいいし、色んなことをやるのもいい。
答えはないので自分で決めないといけない。
※余談だが、野球の大好きな父に見せたい一心で、
それまでのキャリアを台無しにする可能性のある野球選手に
挑戦したことに涙が出るほど感動した。

僕はいつもこういうことに悩み続けてきた。
今の生活は大好きだが、いつもそれ以外の選択肢を検討し続けている。
それで結果的に今の生活を選択しているので、
多少のアップダウンはあれど、現在のように晴れ渡っていることもある。
ずっと悶々と過ごし続けることはない。
それは先ほど書いたように駄目だと思えばすぐにやめるから。

勤め人もそうだと思う。
本当に駄目だと思えば、辞めたらいいんじゃないかなと。
そんな気持ちで働かれても会社も迷惑だしね。
一度辞めてみたらどんなにありがたい環境だったか初めて感謝の気持ちも湧く。

一番自分の人生をないがしろにする生き方は諦めて過ごすこと。
とりあえず現状を打破するために何でもやってみて、
駄目ならやめて、またやってみて、というのを繰り返せば、
今よりは少なくとも気持ちはマシになっている。
実はそれで気が済んでしまったりする。
現状に収まることの方が多い。

しかし前と違って自分が納得できている。
僕はこれを繰り返しながら、
2004年に立ち上げたサービスに対して気持ちが最高潮に高まっている。昨日から。
というわけで悩まれている方はお試しください♪
sakuraishinya at 23:08


プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
アクセスカウンター

    月別アーカイブ
    記事検索