2008年07月08日
働きは最上の喜び。

人はただ生きているだけでは、何の意味もない。
働いてはじめて生きがいがある。
働いている時が、ほんとうに生きている時である。
何もせずに、ぼんやり過した一日は、死んだ一日である。
元来仕事そのものには、上下貴賎の別があるのではない。
職業には尊卑はない。
自ら軽んずる心を持つ働きを人が卑しいと思い、
自ら重んずる職業を人が尊ぶのである。
つまらぬ仕事だとか、いやなことだとか考えて、
仕事の好ききらいをする。
こうした人は、一生涯たましいを打ちこんだ仕事につく事は出来ず、
人生のまことの喜びを満喫する事は出来ない。
自分の只今ついている仕事の尊さを悟って、
けんめいに働く時、自然に与えられる楽しみ、
これは何物にも替えることの出来ぬ人生の喜びである、
最高至上の歓喜である。
真の働きには喜びが伴うだけではない。
肉体の健康も、物質の恩恵(めぐみ)も、
地位も名誉も、おのずからついてくる。
人が生きているということは、働くことである。
働く喜びこそ、生きている喜びである。
丸山敏雄著「万人幸福の栞」より

