2012年02月19日

アフリカ旅行計画。

IMG_7589
エルサルバドルのサンタアナ。

中米旅行から昨日帰ってきた。
案の定、時差ぼけになった。
本当に今回の旅は、自分のリミットを拡げられたと思う。
これからも継続的に1年に2回は行きたい。

さて、今まで旅行は極寒になる1月2月(京都なもので)と、
梅雨になる6月に行くケースが多かった。
まぁ航空券も安いということもある。

6月に念願のアフリカ5〜6カ国行きたいと思う。
ケニアのサファリ、タンザニアのキリマンジャロをはじめ
アフリカの現実を見に行きたい。
これまで北アフリカ3カ国しか行ったことないので。

次の目標は70カ国。50カ国と60カ国では
驚くほど差を感じない。数字のマジックかな。
でも70カ国となると、大きく前進する気がする。
40までに100ヶ国行けたらと思う。

より多くの国に行き、それぞれの国の人や歴史を見に行きたい。
僕は60カ国全ての国の特徴や人のことをだいたいしゃべれる。
人を観察するのが趣味だ。またその国の成り立ちを調べたり
どこの民族から今の人種が成り立っているかなどを知るのが大好きだ。

また、海外での知見や経験が
人生を豊かにしてくれるのは言わずもがな。
今回の中米1ヶ月の経験はとてつもない財産だ。

いつも思うのは、「行かないほうが楽」であることは間違いない。
国民の半分以上が銃を持っているところなんて
マフィアが何万人もはびこっていたり、
犯罪率で常に上位に入る都市なんて
普通に行きたい人なんていない。

でも行ってみて初めてエルサルバドルやニカラグアの
人たちの優しさに触れることができた。
勇気を出して行ってみて本当に良かったと思う。


中米で出会った最大の言葉は、
JICAで2年間、中米でも最も危険な街のひとつ
エルサルバドルの首都サンサルバドルで働いていた人の
「人の為と書いて、偽りと読む」という言葉だ。

人の為にやるのは素晴らしいことだが、
彼らに喜んでもらえたりすることが、
「自分の為」になっていなければ
全くの偽りであり、長続きもしなければ魂も入っていない。

本当にこの言葉にはショックを受けた。
これは僕が仕事を通じて分かったこと。
「職人のために」「お客さんのために」と
綺麗事を並べてたときは、理念などを述べるときは
暗記した文章をしゃべるようにたどたどしかった。

でも今は間違いなく「自分のため」だ。
僕はパリ、NY、ミラノ、ロンドン、シンガポール、香港、東京にショールームを出すことによって
「とうとうやったぞ。俺すげー!!ブヒー」とかみ締めたい。
海外にお店を出すことで、世間から褒められたい。

日本の職人から世界ブランドをつくるというスローガンも
もし自分たちがそれをやったら、海外でそのブランドを見るたびに
一生自慢できるなぁという(笑)。

SHOKUNINを世界語にするという目標なんて最たるものだ。
自己重要感そのもの(笑)
SHOKUNINを海外の辞書にのっけたのは俺らだと
思えたらどんなに達成感があるか。


その自分のためになってから、
ものすごく仕事が楽しくなった。
そして、結果としてお客さんにも職人さんにも
今はとても良いサービスに変わることができた。
だって徹底的に良いサービスにならないと、それが達成できるわけがない。

もちろん、職人さんに喜んでもらえて、
お客さんからは毎日のように喜びのご感想が届くし、
これは本当に嬉しいこと。

ただそれは、誰もが感じることであって、
会社を立ち上げるほどの力にはならない。

起業するにはとてつもないエネルギーがいると思う。
それには自分の底にある裏の欲求を知り、
それの達成に向かうことが一番の近道。

それはおおっぴらに言えることではないことがほとんど。
僕は言うけど(笑)隠してかっこつけてもバレてるからさ。
また隠して、変に期待された状態が度を超すと鬱になるのは以前書いた。

逆にそれが見つからないときは一番しんどい。
月収100万が一番の目標で、それしかない場合は大変。
達成したあとは抜け殻のようになるからね。

僕は前の会社の先輩のボーナス93万を一ヶ月で稼ぐのが
復讐だったわけだから月収100万達成したあとは
欲求が全くなくなった経験がある。

個人収入はいずれ達成するので
それには全く依存しない次なる大きな目標が必要だったが、
かれこれそれから5年ぐらいかかってしまった。
今は個人の収入には全く依存せずに夢を追求できている。


その経験があったので、
「人の為」だけでは「偽り」になるというのは心底納得した。
「自分の為」にやること。
自分が動きたいと思わずしてどうして身体が動くのか。

本当に心からワクワクするには、
やっていることが自分自身の本心そのものであることが重要だ。

また、ご存知かと思うが、何十カ国行ったというと
女性にモテそうだし、いろんな人にすげーって思われたいという裏の欲求が
自分を突き動かしているのは言うまでもない(笑)

社会貢献も寄付もボランティアも
「自分の為」になっていないと継続しない。
楽天のミキタニさんも仕事は自分の為にやるものだと著書で言い切っている。
「みんなの喜びが自分の喜び」というより、
「みんなの喜びも、自分の喜び」が正確かなと思う。

色んな自分の喜びがあっていいし、どう感じても自由だからね!
重要なのは魂が求めることをすること。これが一番の喜び。

フェイスブックに写真上げました。
フェイスブックに登録してない人は数分で無料登録できるかと思います。

グアテマラ、ベリーズ1
グアテマラ、ベリーズ2
グアテマラ、ベリーズ3
sakuraishinya at 02:00



プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。


僕の失敗続きの人生を取材していただきました。『勤めないという生き方』森健著P.146〜164に書かれています。


5ページにわたり僕の人生や仕事について取材していただきました。『マイペースで働く!自宅でひとり起業 仕事図鑑』滝岡幸子著P.100〜104に書かれています。


僕の人生のバイブルです。生きる目的を失っていたころに出会い、人生がまた輝き出しました。ザ・ボディショップ創業者のアニータ・ロディックさんには本当に感謝感謝です。理念的なグローバルブランドをつくりたい、もしくは理念的な会社で働きたいという方はぜひ読んでみてください。カラー写真入りの大きな本ですので、イメージとして入ってきやすく、本棚にあっても存在感があります。


人生を変えてくれた本です。世界1億部以上の大ベストセラーで、歴史上最も売れた本の一つ。「夢を追求している時は、心は決して傷つかない」など、本の至るところに大事なメッセージがあります。すべての夢を追い求める人、日々の雑務に追われ夢を忘れている人に、心の底からおすすめします。
アクセスカウンター

    月別アーカイブ
    記事検索