2012年12月29日

マーケティングにおいてメディアを活用すべきか否か。




メディアは人々の流行をなぞる媒体。
しかし、その流行となるものは
誕生したときから流行となっていたわけではなく、
誰にも見向きもされないときに
ひたむきに積み上げたからこそ
流行になることができたわけだ。

ここに大きな罠がある。
メディアに出れば売上は何倍にもなったりする。
テレビは圧倒的。雑誌や新聞の50倍から100倍。
今は芸能人のブログやヤフーニュースもそれに近い。

それを実力と勘違いしてしまう。
また全国に妬みを呼び起こすことにもなりかねない。
昔からのファンが去って行く可能性すらある。

終わってみたら何が残るかと言えば
かつてのコツコツやって
お客さんにも丁寧に対応していたことも忘れ、
ひどい対応にかつてのファンは減り、
勘違いの事業主だけがポツンと残る。

そして、あれ?おかしいな、
何でテレビ出る前より減ってんだとつぶやく。

こういう公式が毎週のように起こっていると思う。
何故なら僕がそうだったからだ。

だから今はメディアに取り上げられることには
極めて用心している。
TSUTAYAやロームの創業者などあえて出ない人も多い。

一時的な売上を取る必要がなければ
そのまま行くのが
最も良い対応をお客さんにできる。

欲を出したときから転落は始まり、
いつしか麻薬のように
メディアに出なければ成り立たないようになってしまう。

だから今後僕も会社も極力出ないことにしよう。
てか最近お呼びがないけど(笑)
でもこれから海外展開とかしたら
お声がかかるかも知れないし。

でも大事なのは社長や会社もあまり出ないほうが
誤った報道をされないし、アホなことしゃべらないし、
スピードはゆっくりだけど
結果的にファンも失わずきっちりとサービスできて
うまく行くことが多いのではということ。

あとはメディアに出ると必ずやってくる
何の役にも立たないただのミーハーの相手を
しなくて済む。これが一番タチ悪い。
出なくなったら全く連絡なし。
人生を返してくれよ、と言う前にそんな人に会うこと自体が間違い。
と今なら分かる。昔はいい気分だったんだろう。アホ。

丁寧に説明してあげたら
丸々同じビジネスやられたことも二回あったな。
本当に色んな魑魅魍魎がよってくるのも
有名になることのデメリットでもある。

てことで色々あったし、
やっぱり出ないほうが頼らずに済むし
ちゃんと商売できるし勘違いしないし
急にスピード上がって急にしぼむこともないし
いいかなぁと思う。

ただし専門誌などは是非と思う。
売上が爆発するわけでもなくじわーっと
ファン層が拡大するわけだしね。
テレビでも大変名誉なチャンネルであれば、
知名度を上げつつブランドを確立でき短期間で成長する上では有効かと思う。
ただそれによって、勘違いする自分をどう抑えるのかが
僕自身は心配。すぐ調子に乗るからなぁ・・嫌だ嫌だ。戻りたくない。吐き気がする。

何となくそんな感じで答えが見えてきた。
来年からの戦略を考えて。

売上は爆発させる必要なんかない。
急に大きくする必要はない。
爆発させるというその発想が既に間違いだと思う。

毎日毎日、きちんと商売していれば
徐々に徐々に加速度的に売上は上がるはず。
ファンがファンを呼んでくれる状態になれば。
これが最も良い状態。

だから焦らず、戦略は極めて緻密に立てて
臆病に考えて大胆に行動する。
てな感じで今からロイホ行って臆病に考えるか。

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※補足
メディアから注目を浴びること自体は全く悪いことだとは思わない。
むしろ成長すれば、注目を浴びることは避けられない。

僕が強調したいのはメディアに頼るのは良くないということ。
またメディアからの売上というのはボーナスだと思ったほうが良いということ。
もちろんメディアからのお客さんが固定客になることも十分あるけど。

メディアに出ることは、友達にも凄いと言われ、親にも喜ばれ
名誉なことではあるが、その反面大きな罠も潜んでいるということを
ここに明記しておきたい。同じ過ちを繰り返さないために。




sakuraishinya at 20:53


プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。


僕の失敗続きの人生を取材していただきました。「勤めないという生き方」森健著P.146〜164に書かれています。


5ページにわたり僕の人生や仕事について取材していただきました。「マイペースで働く!自宅でひとり起業 仕事図鑑」滝岡幸子著P.100〜104に書かれています。


僕の人生のバイブルです。生きる目的を失っていた頃に出会い、人生がまた輝き出しました。ザ・ボディショップ創業者のアニータ・ロディックさんには本当に感謝感謝です。理念的なグローバルブランドをつくりたい、もしくは理念的な会社で働きたいという方はぜひ読んでみてください。カラー写真入りの大きな本ですので、イメージとして入ってきやすく、本棚にあっても存在感があります。


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