2021年08月01日

今サイトのアップ待ち。日本のクラフトビール業界について。

さて、数分時間があるのでブログ記事を投稿しよう。

最近実はクラフトビールを飲まなくなった。
味は全く嫌いではないのだが、問題はただ一つ、値段だ。

大手の会社は価格や味で常に真似し真似される死闘を繰り広げているが、
クラフトビール業界は友達のような感じで「一緒に盛り上げていこう」だ?

レッドオーシャンで散々戦ってきたこちらから言わせると、
それはまだブルーオーシャンのように見えるからそう言えるんだよと。

ブルーオーシャンなんていつかはレッドオーシャンになる。
同業の店舗はいつまでも友達ではない。
元従業員が独立すれば立派なライバルだ。
それをなぜ認めようとしない?
クラフトビール業界だけは特別だと?笑わせるなよ。

どんな業界にも需要と供給のバランスがあり、
需要が減れば、生き残りをかけた死闘が始まる。
誰がそんなことをやりたい?
でもやらなければ生き残れないんだよ。

お花畑みたいな思考を止めることだ。
そして高すぎるビールを、スーパードライよりも安くしてみてはどうか?
安ければとりあえず試してみるだろう。
そんな努力すらしてみたこともないだろう。
原価がどうのこうの言うなら、自分で作ってみて、
自分の人件費も持ち出しでとにかくシェアを獲得していけば良いのでは?

いつまでも少量生産の高価格の業態というのは続かない。
なぜなら大手がそっくり同じものを安定した品質で低価格で作ってしまうからだ。
それに勝てるのか?

だからクラフトビール業界は別、という考え方は即座に捨て去ること。
ワタミはセブンイレブンと競合関係にあるというのはわたなべみきさんの言葉だ。
セブンイレブンが隣にできるとワタミの売上は減ったそうだ。

クラフトビールがどこと競争しているのか?
言うまでもなく、大手ビールメーカーだ。
黒ラベルやスーパードライ、キリンラガーなど。
やはりこれらと品質、価格の総合力で勝たないと。

このままでは第何次地ビールブームで終わってしまうよ。
まずは価格だ。コストのリーダーシップ。
マイケルポーターの競争の戦略の第一がそれだ。
sakuraishinya at 00:29



プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
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