2023年10月29日

今月はかなりストイックに

やらせてもらっている。神様が試練を与えてくださっているね。思えば、結構ザルだったからなぁ。無借金かつ自己資金だけで5店舗まで増やしたのは良いが、国内の売上が昨今の物価高に加えて、先行きの不透明感などから消費が控えられ、アメリカやオーストラリアなどの給料が倍ぐらいに開いてしまった海外先進国からのご注文に頼らざるを得ない。むしろ、これらのアプローチができていなかったらどうなっていたことやらと。

しかしながら、今月からは更に広告費を絞り、10年以上前の水準となっている。職人.com通信に売上の10%は広告費に使うと書いたが(記事)、今やまったくその額ではない。その代わりといっては何だが、ショールームの家賃や各種経費合計がそれ以上の割合になっている。ここが頭痛の種になってきているのはお分かりのとおりだ。

緩やかに我が社の売上が上がっていく、もしくは前年と同レベルは維持できるという予測の下に新規の挑戦をしていくが、昨年2つのショールームをおそらくは創業以来のチャレンジと言えるほどの覚悟で開けた。おかげさまで素晴らしいスタッフと出会うことができ、アップする記事の内容も北海道から九州までカバーできるようになった。また、今年に入り、ドイツ語とイタリア語も加えたことで、9言語体制にもっていった。これもちょっとしたチャレンジではあったが、ショールームほどではない。

何が書きたいかというと、チャレンジは大変だということ(笑)。やり抜く覚悟が必要だ。妻と二人でやっていたころが懐かしくなったりする。でもこれがやりたかったことだ。今月はそういう面で実に価値ある月になった。国内売上、海外売上、ショールーム売上の3つからの粗利額を出していき、エクセルに当て込むということを始めたら、楽しいったらありゃしない。そして、毎月の運営費をクリアしていくこと。仕事を俯瞰して、今どういう位置なのか、何が問題なのかを冷静に判断し、毎日振り返れるものを作ることが大事だね。

これは俺の失敗談として書いているが、読者にとって何かの参考になれば幸いだ。ちなみに失敗と書いたので、出ていった額も参考になるように書いておくと、未だに無借金ではあるものの、家が建つほどの額はすでに消えたとだけ記載しておこう(笑)。会社を始めて以来の投資、といえば聞こえは良いが、大部分は損失と言える。金輪際このような失敗はないよう、頭がボケ散らかさないうちに人生ブログに残しておいた。
sakuraishinya at 14:15



プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
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