2023年12月31日

やり切った感のある2023年。

まだまだできることはある、と思うのも自由、よくやった、と褒め称えるのも自由。今は後者の気分だ。

というのは、先日家が建つほどの金額を俺ら個人の貯金から貸し付けていると書いたが、この3カ月間、まだまだ油断ならないが黒字に転じており、2人合わせて200万弱を会社から返してもらった。普通に働いている人は働けばお金が振り込まれるのが当たり前だろうが、ないものはないので、個人オーナーの場合は払いようがない(笑)。なんと先月末が今期初めての給料だった。

会計事務所さんから、そろそろ払わないと、役員報酬が経費にならないと警告されて、切羽詰まるとやるもんだね、この3カ月の切り詰めようはすごかった。いかにお金をかけずに成果を出すか。広告費の切り詰めもすごかった。10数年前のレベルにまで落としている。

では、売上はどうかというと、まずまずといったところ。そりゃ湯水のごとく広告費を使えば売上は上がるが、その原資が借金や出資金であれば会計上は大赤字になる。出資を受け入れる覚悟を決めたベンチャー企業はそこに突き進むことになるが、余計なお世話だが食べチョクさんとか前期6億とか赤字で大丈夫なのだろうか。俺には全く分からないレベルだ。

小さくても長く続く会社にしたい。今は背伸びして5つもショールームを運営しているので、もう少しベースが上がれば安定的に利益を出すことができる。投資したとおりに伸びていけば誰でも経営は簡単にできるだろうが、投資額と売上は全く比例しない。しかし、ここぞという時には投資をしないと魅力を保てないので、陳腐化して飽きられて、ひたすら縮んでしまう。中小零細企業の経営も大企業と同様に極めて難しいと思う。

とはいえ、最後はよくやった。定期的にご注文いただくお客様、スタッフの皆さんの頑張りに感謝だ。来年はどこにお金を使っていくか。何に時間を費やすか。年末年始は頭を休めながら、それについて考える時間にしたい。
sakuraishinya at 10:56



プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
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