2025年04月10日

給料ゼロを経験している人は強い。

と勝手に思っている。そんなわけで、妻に付き合わせている。今年度もそれでいくだろう。

お金というものは最も大事なものであるが、それに捉われてもいけない。なので、自営業者がたびたび通る役員報酬実質ゼロというのは、それを身体で学ぶ大変貴重な機会だと思っている。

まず、毎月の振り込む給料というのがゼロだと、もろに意識が自分の懐以外のところへいく。つまりは会社の現金だ。会社というのは自分から一番近い社会とも言えよう。それを中心に考えるようになる。

次に、利益を上げられたら、一部が自分に還元されるということを肌感覚で分かることになる。社会と自分は一体だと気付く。社会が儲かれば自分も潤うということ。

会社というのは業種にもよるが、うまくいけば、だいたい売上の10%前後が最終利益になると思うが、たとえば1億を年間で売り上げたら1000万がオーナーとして手に入れられると考えたら話が早いだろう。つまりはそういう感じで、サラリーマン的思考から抜けられる。

妻も勤め人を丸10年やっていたので、まぁまぁ衝突することもあったが、この丸2年、二人の給料を実質ゼロにしてみて、わりと意識の変化はあったように思う。成果ありだ。
sakuraishinya at 00:54



プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
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