2012年02月

2012年02月12日

僕がたまに批判的な記事を書く理由

多分多くの人が、
よく小売をやってる身で好き勝手批判できるなぁと思ってるかと思う。

多くの人が陥ってる罠は
自分をよく見せよう、誰にも批判されないようにしようと
生きていること。

もし自分がそこまでの素質が備わっていれば別だが
本心はムカついていながら
良い人を演じているなら
それはいつ必ずツケがまわってくる。

それがずっと溜まりに溜まると
鬱病になってしまう。

マイナス感情というのは
不必要なものではない。
それは必要だから生まれている。
一般にマイナス感情だと認定されているものは
怒りとか嫉妬、劣等感、心配などなど。

それはなぜ生まれるのか考えたことあるだろうか?
必要のないものは生まれない。
それは人間の祖先から受け継がれた本能的な
DNAに基づいて生まれている。

それは多くは自分を守るために
生まれている感情だ。
なので、それは生まれた時点で
いつかどこかで吐き出されなければならない。
勝手には消えない。
忘却曲線に任せていたら遅過ぎる。
溜まるスピードのほうが圧倒的に早いので、
どこかでその感情を放出しなければ自分を破壊する。
鬱病の原因はこれ。

もしキリストのように
ほっぺたぶたれたら反対側も出すということを
本心から納得していれば問題ない。
でも普通はそんな人はいない。
なので、その言葉だけ頭で理解し
体が納得してないのに実行しようとすることが間違いだ。

あなたには、良い部分も悪い部分も必ず含まれている。
でも、その悪い部分を隠そうとすれば
自分が、本来の自分以上に期待されている状態になり
これも立派な鬱病の原因だ。

だから、時に誰かをムカつかせることがあったとしても
自分がムカついたことは言わなければならない。
できれば本人に。無理なら他の人でも、こういうブログなどでも。
誰からも反応がなくてもいい。
それは自分のためのガス抜きなのだから。

僕がこれだけ旅でムカつく思いをたくさんしても
次の日には上機嫌にやっていけるのは
それをやっているからだ。

それを無意識でやっている人もいれば、
やり方を知らずに何で私にだけこんな嫌なことが続くの、と嘆いている人もいる。
簡単な話だ。マイナス感情が体に充満している状態では、同じくマイナスのものを引き寄せる。

常に自分の状態と同じ現実が起こるのが
この世の中の不思議な原理だ。

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職人.com 櫻井慎也
sakuraishinya at 22:14

2012年02月09日

ベリーズの港町より。

色々バー行ったりホテルの人としゃべったり
色んな人と会話して
ベリーズ人のアイデンティティは
どんな感じなのか聞いてみた。

そしたら皆さん一様に口数少なくなり
ま、俺たちミックスカルチャーだからなと。

確かに独立してから30年ぐらい。
しかももともと歴史を辿れば
スペイン人400年前にグアテマラに総督府をつくって以来
実はグアテマラ領。

イギリスがこっそり割り込んできて
道路作るから土地を貸せという約束も
適当にうやむやにして
そのままという現実。

未だにグアテマラで発行される地図にはベリーズはグアテマラ領という顛末。

非常に複雑な話だが、人間の行動は至って単純だ。

ベリーズ人に聞けば
グアテマラはずっと敵であり
ずっとベリーズを欲しがってるという話。

もとを辿ればグアテマラなわけだが
今のグアテマラ人とは一切関係はないと言う話だろう。

ベリーズ人の心は完全にミックスカルチャー。
かなりグローバルな感じ。
中国人の人口は増え続けてるし
インド人もいるし、ジャマイカから来たアフロアメリカンや、もともといたマヤ系やメスティーソがメインだ。

結局、グアテマラとベリーズのどっちが住みやすいかということにもなるが、
グアテマラは中米一、ニを争う犯罪国家であり
今日バスで隣りの席だったグアテマラ人警察官は
20歳にも関わらず、三年間で殺したマフィアの数は約20人だという。

ベリーズで、グアテマラどうだった?と聞かれて、
どう答えていいか迷った。

グアテマラシティしか言ってない身で多くは語れない。
グアテマラシティはちょっと外れるとすぐに
小便の臭いが漂うくさくて汚い街だった。
しかもやたら物価が高い。
もちろん首都だけだろうと思う。
ニカラグアの首都もバスでちょろっと乗り換えたぐらいだ。
マナグアも犯罪都市だ。
何とも言い難い。

途中から何を言ってるかわからんくなってきたが、
こんな小さな国の集まりの中に
ここまで違いがあるってこと。

つくづく世界と言うのは
多様性を構成したがるのだなと
宇宙の意志を感じる。

世界は面白い。
それを知ることほど興味深いことはないと思う。

ただ重要なのは
それを知って、これから何をするのかということ。

常に自分の行動に意味を持ちたいと思う。
どんな下らない理由でもいい。
それがあるのとないのとで、
伸び方が全然違う。
これからもそうありたい。
適当に書いてたら支離滅裂な話になった。
sakuraishinya at 13:01

2012年02月07日

人生で一番大切なもの。エルサルバドルの首都にて。

昨日はだいぶ面白かった。
ホンジュラスの首都からバスに乗り、
エルサルバドルのサンミゲルから
首都サンサルバドルに移動するはずが四時で終わりということで
急遽サンミゲル泊に。

そこであるバーに入った。
まだ夕方だったが、飲み始めたら
日本人なんておそらく初めて見たのか
店の家族みんなに興味持たれ
二人の娘さんのうち、一人持っていってくれぐらいに言われました(笑)

で、結局夜中まで飲んだり
踊らされたりして、本当にスペイン語がもっとしゃべれたら、、と痛感。

スペイン語、アメリカ大陸でマジ最強。
どうやって学ぶのが一番効率いいんだろ?留学かな。

でも、そのエルサルバドルは引き払って、
三日後にはニカラグアのオコタルに引っ越すらしく
何か明るい中にも寂しさを感じ、
ホテルに戻ってからもずっと考えてました。

エルサルバドルの人は
本当に明るくて親切だ。
おそらく長らく独裁政治や内戦を経験しているので
本当に苦労を知っているんだろう。

そうなると人に優しくなるのかな。
バスの中でもおばちゃんとかとずっとしゃべったり。

ニカラグアのグラナダと同じような感じ。
犯罪都市には見えないな。
でも今日は泊まらず、そのままグアテマラ近くのサンタアナに移動する。

ベリーズビザを取ることが主な目的だったが、
あと一時間でそれも達成する。
今近くの誰もこないレストランでWi-Fiでブログ書いてる。

今回の旅で、改めて
人間に一番必要なのって優しさだなぁって感じた。

いくらパナマにビルが建ってようが
コスタリカにビーチがあろうが
そんなの二の次だ。
一番はたまたま道を尋ねた人の親切だったり
昨日みたいな人との思い出だったり。

何の見返りもなく、
こんな怪しいヒゲのアジア人に
優しくしてくれて。
何か思い出すと泣きそうになる。感謝だなぁ。

今回の中米で教えられたことは
それだったんだな。
いくら経済発展したところで
大切なものをなくしてしまっては、やはりどこかの地点で虚しくなるだろう。

今回は、多種多様な中米を駆け巡ることで、
そんなことに気付かされました。

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職人.com 櫻井慎也
sakuraishinya at 04:12


プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。


僕の失敗続きの人生を取材していただきました。『勤めないという生き方』森健著P.146〜164に書かれています。


5ページにわたり僕の人生や仕事について取材していただきました。『マイペースで働く!自宅でひとり起業 仕事図鑑』滝岡幸子著P.100〜104に書かれています。


僕の人生のバイブルです。生きる目的を失っていたころに出会い、人生がまた輝き出しました。ザ・ボディショップ創業者のアニータ・ロディックさんには本当に感謝感謝です。理念的なグローバルブランドをつくりたい、もしくは理念的な会社で働きたいという方はぜひ読んでみてください。カラー写真入りの大きな本ですので、イメージとして入ってきやすく、本棚にあっても存在感があります。


人生を変えてくれた本です。世界1億部以上の大ベストセラーで、歴史上最も売れた本の一つ。「夢を追求している時は、心は決して傷つかない」など、本の至るところに大事なメッセージがあります。すべての夢を追い求める人、日々の雑務に追われ夢を忘れている人に、心の底からおすすめします。
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