2012年03月

2012年03月28日

考えがまとまった!

ちょうど考えがまとまりました!!

うちのコンサルタントと呼んでるおかんに電話したところ、
あんた在庫どーすんの?買い取るんか?とか
家賃は?人件費は?最初にいくらかかるんだ、と
鋭い突っ込みをたくさん受け、
また、ある本で書いてあったことを思い出した。

ステーキ料理のレストラン運営で成功している会社が
ステーキの卸売りをすると失敗する可能性が高く、
フィッシュ料理のレストラン運営をすると成功する可能性が高い、
というもの。

いくら商品が優れていても
企業のDNAは変えられない。

レストランはレストラン、卸売り屋は卸売り屋なんだと。
これには非常に納得した。
確かに俺もカフェして1年で撤退、500万損したし。

なので、うちはあくまで通販会社なんだと。
ボディショップみたいな路面店ではない。
接客ノウハウなんてあったもんじゃない。

うちは通販会社としてノウハウを蓄積し、
それを海外にも転用していくのがスマートなやり方だ。
まだまだ全然蓄積もできてないけど。。


で、結論をそろそろ言うと、
基本的にはショールームという立ち位置のまま
やっていくことがベストだなと思った。

なぜかというとショールームは在庫がいらない。
そこで販売するのがメインじゃないからだ。
うちはそれは絶対にできない。やったことないからね!(自慢)

でも通販では売っていない物凄く安いもの
たとえば945円の原田商店さんの革巻きボールペンや
工房アイザワさんのMoMA永久コレクションのカトラリーをばら売りにして
ショールーム限定で販売したい。当初の予定通りになった。

そして、パリ、NY、香港にショールームをつくり、
その人材や場所を活用し、ヨーロッパで受けた注文は
まとめて一週間に一度日本から送り、
パリからEU各国(関税なし。フランス、ドイツがおそらくメイン)にばらけて配送。

NYも同様。NYのショールーム(そんなたいそうなものを作る必要はない)
に一度送り、そこからNAFTA協定があり関税がかからない
カナダ、メキシコにも送れるし、もちろんアメリカ本土に送れる。

どこの国からアクセスするかにより
自動的にヨーロッパ向けサイト、アメリカ向けサイト、中国向けサイトと
.htaccessか何かで振り分けていけば問題ない。

日本も含めて、この4つの経済圏でおそらく世界の7割は網羅できる。
この4つが最初で、次は東南アジアの拠点として
シンガポールも個人的な思い入れが強い国なので作りたいのだが、
何しろ人口が少ないので通販としては採算が合わないから
かなり余裕ができた段階じゃないと難しいな。

ミラノ、ロンドンも同様。
なので4つがマスト。
ボーナスステージが3つ(笑)。で最終的にはやっぱりこの7拠点かな!

勢いだけでやっても、うまく行かないからなー。
今までの失敗の歴史でよーく身に沁みている。
でもシンガポールにも絶対に作りたい。作りたいからこそ
成り立つだけの収益構造を作り上げないと実現できない。

香港は中国の中でも会社設立は簡単で税金も安い。
中国というもうすぐ世界一になるマーケットに関税なしで送れる。
パリ、NYは言わずと知れた文化の発信地。


一番今回の件で、解決したのは
いったんまとめて現地に送ることで、
一回一回EMS代金と関税を、海外のお客さんが払わなくて済むということ。

あと送料が安くなり、値段が分かりやすくなる。
まずはパリのパートナーと共にこれをやっていきたいと思う。
流行、ブランドの中心パリからスタートしたい。

いやー良かった良かった。うちのおかんスゲー。

そして徐々に自分の夢にまで見た
シンガポールで見たようなボディショップのような
お店にまで素晴らしいものにしていけたらと思う。

ボディショップみたいに2000店舗も無理だし
そこまでは俺のやるべきことじゃない。
商品開発がちょっとつまづくと固定費で
死んでしまうので、俺には無理だ。ユニクロすごい。

良かった良かった。
よし、この未来に向かって行こーっと♪
今?超零細企業です(笑)
でも目的目標がきちんと定まってないと毎日が苦痛なんだもん!
sakuraishinya at 08:16

2012年03月26日

忘れられないイメージ

ともすればやるせない想いに
押しつぶされそうな世の中、
いかがお過ごしでしょうか?

生きてると悲しいことがたくさん。
虚しくもなる。

でもそれは感受性が豊かな証拠。
誇りに思いたい。

僕の中には目指したいイメージがあることがはっきりと分かった。

それはシンガポールの、
あの暑い国の、とあるデパートで何度となく見た
みずみずしいボディショップの店だ。

当時は何の店か知らなかった。
でもあの常夏の国で
何だろう、この深緑の独特の雰囲気を持った店は、と思った。

当時まだ創業者のアニータが生きていたから
まさに生々しいDNAが感じられたんだろう。

あの眩しいお店が本当に自分の脳裏に焼き付いている。
僕が海外に店を出したいというのも
それを達したいのだろう。
そんな素晴らしい、特徴ある店を
海外にまで展開して、自分の生きた証をのこしたいんだろう。

金儲けなどとうに自分の頭から消えている。
年収なんて300万もあれば十分だ。
全部のお金をこの夢に注ぎ込みたい。
世界に素晴らしいお店を出したい。
てことは、ショールームというより
皆が手軽に買えるストアがしたいんだな。
うん、絶対にそうだ。
頑張ればお小遣いでも買えるような。

僕が高いものを最近扱いたがらないのもそう。
手が届くもので、最高の笑顔になってもらえるものを届けたい。

そっか、お店をやりたいのか。
何か凄い納得した。
そして、セレクトと限定販売品を組み合わせて、
日本の職人が作ったものを売る、
でも決して高いものじゃなく
様々な工夫をして価格を抑えているもの。
何十万もする器とか興味ない。
だって世界中の多くの人を笑顔にできない。
だから何千円のものをやりたいんだ。
高くても数万円のもの。

何か今日ショックなことを聞いて
凄い落ち込んだけど、
その人のためにもやろう。

よし、夢がまた発展した。
ショールームからストアに。
一歩一歩進んでいくぞ。

iPhoneから送信
職人.com 櫻井慎也
sakuraishinya at 23:54

2012年03月20日

今後の自分の給料。

今日社員に話したのですが、
これから自分の給料を、
どれだけ会社が大きくなっても
一番高い社員と同額にするということを決めました。

これまで100%株主として
給料はあってないようなもの、
出た利益はそのまま別口座に移行、
赤字の月はその口座から補充ということで
社員からしてみれば、確かに赤字の月も補充はしてくれるが
余った利益も全て吸い取られてしまうという感じだったと思う。

それだと社員と同じ気持ちになれないし
こちらも社員がどのぐらいの生活レベルなのか体感しづらい。

よって今後どれだけ社員が増えようとも
一番高い人と同額にしようと思いました。
そうすることによって、僕自身も使える個人のお金を
増やそうと思えば、社員の給料も底上げしていかなければいけない。

ある特定の人だけ高くするような実力主義は
全然好きじゃないので、みんなでベースを上げていく
社会民主主義的な給料体系にしていきたいと思っています。

うちはボーナスも退職金もない。
その代わり年間20日間(3年目から)の有休に加え、
土日祝、年末年始、GW、お盆が休み。
なので2週間程度の海外旅行なら年に2回行ける。
しかも航空券の一番安い時期に自由に取って行ける。
年末年始やGWも国内旅行なら十分可能だろう。

さらに9時から18時までしか業務が本当にない。
18時までに終わらしてと言っている。
ダラダラとやろうと思えばいくらでも11時でも夜の2時まででもできる。
昔はそうだった。

ボーナスも退職金もないのは
経営者と同じ感覚を持ってもらいたいから。
これによってサラリーマン根性から経営者根性に近付く。
社長は残業代も出なければ休日出勤もボーナスも
そんなもの出るわけがない。

いくら利益が出たか、それだけがシビアに残り、
そこからわずかな生活費を捻出し、
いつ何時、リーマンショックのようなものが来るか分からないので
それに備えて蓄えをしていく。

なので、毎月どんだけ利益が出ても
僕が使うお金は10万足らず。あとは貯金。

社員も毎月会社と同じように設計していかなければならない。
会社には、誰もボーナスも退職金も払ってくれない。

でもこれからは貯金よりも
職人.comを拡大させていきたい。
常に会社で得た利益を再投資する方向に
持っていきたいし、社員にも会社のお金の使い道を
考えてもらいたいから。

僕の人生での財産を2つ挙げるとすれば、
海外での経験と、職人.comだけだ。
何の財産もないし、別に興味もあまりなくなった。

これからもその二つの財産を伸ばしていきたいと思う。
そして年商1千億になっても小屋みたいな家に住んでたい。
だって、金持ちになって豪邸建てて外車買って、
って普通なのであまり面白くない(笑)

それよりもいつまでもバックパックひとつで
世界中を貧乏旅行している今のほうが絶対に楽しい。
この感覚を忘れたくない。

あとは、まだ現役のうちは、
家にしばられたくないなと最近思う。
いつでも東京でもパリでもNYでも一時的に引っ越せるような
身軽な生き方がしたいと思うし
多分そうしたほうが会社としても絶対にいい。

あ、もちろん財産としてはとても良いと思いますよ!
リフォーム代や固定資産税が少ない物件だったら(笑)
老後の備えには大変素晴らしいと思います。

家賃がかからないのは素晴らしいですね。
僕も第一線を引退したら確実に買いますので!
でも今はいいかなーと。
朝6時からダラダラと何書いてんだか(笑)
sakuraishinya at 06:20


プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
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