2012年04月
2012年04月08日
結構答えが出てきたかも。
青春ログなので、途中経過も書いておこうっと。
そもそも日本の手仕事ってありがたがられるけど、
中国人でもバングラデシュ人でも同じ人間だ。
そもそも彼らと日本人の違いって何?って思うわけだ。
メイドインジャパンだかメイドインキョウトだか
よく言うけど、そんなことを書いている人は
ブランドに弱いんだろうなという気がする。
自分で言ってるとしたら、それはエゴでしかない。
日本人だから偉いと思っているのだろうか?
だから家電はアップルにもサムスンにもボロ負けなのでは
ないだろうか?天狗になっていると痛い目を見る。
ようやく答えが出たけど、
日本の手仕事から生み出されるモノの価値を
値段で割ったもの、これがお客さんが買うか買わないかの
ラインになるわけだ。
もちろん感情は抜きにして。
日本人なら日本のものを買いたいという感情はあるだろう。
でもそれは他国の人も同様ではないか?
彼らも同じように日本のものをありがたがってくれると思うのは
完全な思い上がりだし、一昔前の話だ。
少なくともそれを当てにするのはバカでしかない。
つまり、価値を価格で割った数字が、本当の価値だと思う。
日本人でしかできない発想や技術は当然その価値は高くなるが、
他のもっと給料が安い国の人でもできる仕事なら
その価値では当然負ける。
あと、日本の職人のものってたいそうな値段がついているけど、
全部彼らの実力だと思ったら大間違い。
だって、円の価値を押し上げたのは誰?
それはトヨタやホンダ、ソニー、パナソニックなどの大企業でしょ。
それによって円の値段があがって、
同時に日本の職人プロダクトの値段もあがったわけだ。
でも技術は同じように上がっているだろうか?
そんな簡単に上がるわけがない。
だから、他国からの輸入品と比べて
価格分の価値が勝っているものしか残らなくなり、
バタバタつぶれているのは当然だ。
日本人といえど、そこは本当に正直だ。
クオリティが高くて安いものはみんな買う。
ユニクロや無印なんて素晴らしい会社だ。
グローバルな戦いに放り出されたとき、
日本の職人の技が通用するのかしないのか、
「確かに良いものだと思うけどね、、高い!」ってのが
世界の人の本音だ。
だから残酷な話、通用するものしか残らないし、
通用するようにしていかないと、
世界の人はおろか、日本人も買わないってことです。
だから、今までの通りやってたら、はっきり言って
伝統産業これから半分ぐらいつぶれるでしょう。
技術はそのまま、値段が何倍になってたら(輸入品と比べて)誰も買わんでしょう。
心底納得した。
僕はこの時代錯誤の伝統産業に付き合うつもりはさらさらない。
世界に通用する技術だけしか消費者にとって必要じゃない。
残酷なようだが、彼らはどん底まで落ちて
生まれ変わらなきゃいけないと思う。
が、本当に腹立たしいことに、職人は薄給で働いているにも関わらず
当主は、過去の遺産として、ビルや土地、駐車場を持ってたりしてるので
食うには困らないのだ。なのでいつ廃業しても実は困らない。
そんなふざけた副収入の資産を持って、自分だけ安全地帯に
身をおきながら、職人と一緒に良いものなんてつくれるだろうか?
生きるか死ぬかで働いてるアジア人より良いものなんてつくれるのか?
だから、俺は世界で価格分の価値が一番最大になるところで
一緒になってものづくりをしたい。
もちろん、日本の職人でもそういう人はたくさんいるだろう。
ただ、擁護するのはやめた。
世界中で良いものを作りたいと思う。何のしがらみもない世界で。
俺が持ってるネパール産の手袋(250円)とかあったかい帽子(200円)、
毛織のマフラー(300円〜400円)、
ニカラグアで少年が作ったという革バンド(1ドル)やおしゃれな帽子(300円)など
良いものがたくさんある。友達に価格を言ったらびっくりするぐらい。
向こうの時給は30円から50円。しかも物価は高い。卵一個10円。日本と変わらない。
日本に住んでいながらお金がないよ、とか彼らに真顔で言ったら
中米だったら殺されるんじゃない?世間知らずにも程がある。バカな日本人。
教育のせいなのか教える先生がバカなのか知らないけど、
これじゃ国際競争力が落ちるのは当然。
そういうわけで、こういうものを
日本にデザインを加えて投入したらどうなるか。
うちのブランド内で一緒に並べて、日本の職人は太刀打ちできるのか。
それで生き残るものしか、はっきり言ってこれからも残らないだろう。
だからあえてそういう風にして世界で一番良いデザインプロダクトを創りたい。
それが日本の職人にとっても一番良いと思う。
そもそも日本の手仕事ってありがたがられるけど、
中国人でもバングラデシュ人でも同じ人間だ。
そもそも彼らと日本人の違いって何?って思うわけだ。
メイドインジャパンだかメイドインキョウトだか
よく言うけど、そんなことを書いている人は
ブランドに弱いんだろうなという気がする。
自分で言ってるとしたら、それはエゴでしかない。
日本人だから偉いと思っているのだろうか?
だから家電はアップルにもサムスンにもボロ負けなのでは
ないだろうか?天狗になっていると痛い目を見る。
ようやく答えが出たけど、
日本の手仕事から生み出されるモノの価値を
値段で割ったもの、これがお客さんが買うか買わないかの
ラインになるわけだ。
もちろん感情は抜きにして。
日本人なら日本のものを買いたいという感情はあるだろう。
でもそれは他国の人も同様ではないか?
彼らも同じように日本のものをありがたがってくれると思うのは
完全な思い上がりだし、一昔前の話だ。
少なくともそれを当てにするのはバカでしかない。
つまり、価値を価格で割った数字が、本当の価値だと思う。
日本人でしかできない発想や技術は当然その価値は高くなるが、
他のもっと給料が安い国の人でもできる仕事なら
その価値では当然負ける。
あと、日本の職人のものってたいそうな値段がついているけど、
全部彼らの実力だと思ったら大間違い。
だって、円の価値を押し上げたのは誰?
それはトヨタやホンダ、ソニー、パナソニックなどの大企業でしょ。
それによって円の値段があがって、
同時に日本の職人プロダクトの値段もあがったわけだ。
でも技術は同じように上がっているだろうか?
そんな簡単に上がるわけがない。
だから、他国からの輸入品と比べて
価格分の価値が勝っているものしか残らなくなり、
バタバタつぶれているのは当然だ。
日本人といえど、そこは本当に正直だ。
クオリティが高くて安いものはみんな買う。
ユニクロや無印なんて素晴らしい会社だ。
グローバルな戦いに放り出されたとき、
日本の職人の技が通用するのかしないのか、
「確かに良いものだと思うけどね、、高い!」ってのが
世界の人の本音だ。
だから残酷な話、通用するものしか残らないし、
通用するようにしていかないと、
世界の人はおろか、日本人も買わないってことです。
だから、今までの通りやってたら、はっきり言って
伝統産業これから半分ぐらいつぶれるでしょう。
技術はそのまま、値段が何倍になってたら(輸入品と比べて)誰も買わんでしょう。
心底納得した。
僕はこの時代錯誤の伝統産業に付き合うつもりはさらさらない。
世界に通用する技術だけしか消費者にとって必要じゃない。
残酷なようだが、彼らはどん底まで落ちて
生まれ変わらなきゃいけないと思う。
が、本当に腹立たしいことに、職人は薄給で働いているにも関わらず
当主は、過去の遺産として、ビルや土地、駐車場を持ってたりしてるので
食うには困らないのだ。なのでいつ廃業しても実は困らない。
そんなふざけた副収入の資産を持って、自分だけ安全地帯に
身をおきながら、職人と一緒に良いものなんてつくれるだろうか?
生きるか死ぬかで働いてるアジア人より良いものなんてつくれるのか?
だから、俺は世界で価格分の価値が一番最大になるところで
一緒になってものづくりをしたい。
もちろん、日本の職人でもそういう人はたくさんいるだろう。
ただ、擁護するのはやめた。
世界中で良いものを作りたいと思う。何のしがらみもない世界で。
俺が持ってるネパール産の手袋(250円)とかあったかい帽子(200円)、
毛織のマフラー(300円〜400円)、
ニカラグアで少年が作ったという革バンド(1ドル)やおしゃれな帽子(300円)など
良いものがたくさんある。友達に価格を言ったらびっくりするぐらい。
向こうの時給は30円から50円。しかも物価は高い。卵一個10円。日本と変わらない。
日本に住んでいながらお金がないよ、とか彼らに真顔で言ったら
中米だったら殺されるんじゃない?世間知らずにも程がある。バカな日本人。
教育のせいなのか教える先生がバカなのか知らないけど、
これじゃ国際競争力が落ちるのは当然。
そういうわけで、こういうものを
日本にデザインを加えて投入したらどうなるか。
うちのブランド内で一緒に並べて、日本の職人は太刀打ちできるのか。
それで生き残るものしか、はっきり言ってこれからも残らないだろう。
だからあえてそういう風にして世界で一番良いデザインプロダクトを創りたい。
それが日本の職人にとっても一番良いと思う。
sakuraishinya at 16:09
毎日毎日悩んでおります・・・(笑)
うーん、本当にどうしてこんなに悩むことが
あるんだろうというぐらい悩んでます。
海外向けの通販というのが
送料と関税の面で伸びないという結論が出たので
(まず自分が4000円の革のバッグを海外から取り寄せて
送料2000円と4000円の関税の計1万円を払う気がしない)
違うやり方で、自分の目的を達成する方法を考えなければならない。
現地に一度送ってから
たとえばパリに一度まとめて送って
個配していくというのを先日書いたけど、
パリから送ったとしても
ドイツとイギリスとフランス国内とイタリアという
大きなマーケットごとに全く送料が違う。
さらにベルギーやルクセンブルク、スイス、北欧などにも
マーケットがあるので、
送料はその度に変更しなきゃいけないし
ラテン語系の国は英語以外で販売しないといけないし
パリに一度送ったとしても複雑すぎることになる。
さらにパリに一度入って関税がかかるようになると、
日本から海外通販というのができない形にしないと
またややこしくなる。
たとえば中東から注文が入ったらどうするのか?と。
日本から直接送れば
ヨーロッパの価格じゃない価格で
送料と関税をプラスすれば送れるので、
海外に何個か配送センターをつくると、2個3個の価格ができてしまうことになる。
日本から直送した場合の価格と
フランスから配送した場合の価格と。
通販というのは便利なものであることは確かだが
グローバル展開をしていくには
かなり面倒な存在になることが分かった。
だから通販として世界展開するのには
限界があるのではないか、という結論に達し、
店舗展開しかないと思うようになってきた。
さらには自社ブランドとして。
そして世界の貧しい人たちを少しでも減らしたいという
思いが世界に行けば行くほど思うようになってきた。
そこで、彼らを事業を通じて救うことじゃないと
全く力が入らないことが分かった。
日本の職人も確かに大変だけど、
アフリカや中南米、アジアなどの貧困地域に比べたら
全く大変じゃない。僕も含めて。
一番大変な人から救いたいと思いながら、
自分ができることだけをやっていくのは本当にストレスだ。
まわりまわって彼らも幸せになるんだ、と納得しようとしてたけど
人生ってのは一度っきりだ。
いや俺なんて店舗展開、海外生産なんて
専門家じゃないし、と思ってるのが今の状態。
でもネット通販にしろ、ど素人に毛が生えた程度だ。
本当にたくさんの人を雇いながら企業として通販をされてる方々からしたら。
まだまだ人生として、どの方向に行けば良いか
方向修正はできる。
これまで何度かそういう不安定な状態のときはあった。
俺が何でそういう思いがあるかというと、
正直、本当の話を暴露すると、
のらりくらりと、過去から何も変わらないことをやってる伝統産業や
先人が作ったものをどうにかして現代に残そうと努力していない方を見てきて
俺が人生を通じて、ただ日本人だからというだけで
救うに値する存在なのかという葛藤があるから。
むしろ、本当に偉そうに対応されて
無視とかされて、京都の偉そうで嫌味で性格が悪い老舗をぶっ潰すと
スローガンを掲げたことすらあった。
それがモチベーションになったこともあったけど。
俺はそんなに器用な人間じゃないので
そんな対応をするような業界の底上げをすることに
携わるべきなのかと、心底悩んだ時期もあった。
何のために?というのが、自分が納得する理由がないと
全然やる気が出ない。ただ生活の為になんかやりたくない。
それならいつでも一年の半分バイトして
半分旅する人生を選ぶ覚悟はできてるから全然恐くない。
もちろん今取り扱わせてもらっている商品は
自分たち自身が気に入っているし、
ライフスタイルに合うトップクオリティのものを厳選している。
本当に素晴らしいなぁと思う。
でもあと何社あるかな、とも思う。30、40社程度だと思う。
社員も俺も常に探しているけどなかなかない。もう既に。
もうそれなら、自分が心底やりたいことを
やっていくべきじゃないかと思う。
それがどのように答えが出るかはこれからだけど。
日本の職人から、古臭い伝統工芸をぶっ潰し、
生まれ変わらせるという理念を持って
自社ブランドを作り、ライフスタイルに合う
トップクオリティのお手頃な価格のデザインプロダクトをつくっていくか、
海外でたくさんの人に生活の糧をもたらしながら、
もっと安くてクオリティの高い
デザインプロダクトを自社製造していきたいと思う。
もしくはその両方をやっていきたいと思う。
世界で作って世界で売りたいと思う。
通販はあくまで販売におけるツールの一つ。
またウェブサイトはブランディングの一ツール。
それだけじゃ絶対にブランドも売上もたたない。
ちょっと儲かる中小企業ができるだけじゃねーか。
今まさにそうなってるでしょ?どこにソニーや本田を目指す会社があるっていうの?
リスクを取らないんだから大きな成長もない。
俺は何も結果残せてないけど大きな会社をつくりたいと思う。
それを必要としている人が世界中にいるんだから。
あるんだろうというぐらい悩んでます。
海外向けの通販というのが
送料と関税の面で伸びないという結論が出たので
(まず自分が4000円の革のバッグを海外から取り寄せて
送料2000円と4000円の関税の計1万円を払う気がしない)
違うやり方で、自分の目的を達成する方法を考えなければならない。
現地に一度送ってから
たとえばパリに一度まとめて送って
個配していくというのを先日書いたけど、
パリから送ったとしても
ドイツとイギリスとフランス国内とイタリアという
大きなマーケットごとに全く送料が違う。
さらにベルギーやルクセンブルク、スイス、北欧などにも
マーケットがあるので、
送料はその度に変更しなきゃいけないし
ラテン語系の国は英語以外で販売しないといけないし
パリに一度送ったとしても複雑すぎることになる。
さらにパリに一度入って関税がかかるようになると、
日本から海外通販というのができない形にしないと
またややこしくなる。
たとえば中東から注文が入ったらどうするのか?と。
日本から直接送れば
ヨーロッパの価格じゃない価格で
送料と関税をプラスすれば送れるので、
海外に何個か配送センターをつくると、2個3個の価格ができてしまうことになる。
日本から直送した場合の価格と
フランスから配送した場合の価格と。
通販というのは便利なものであることは確かだが
グローバル展開をしていくには
かなり面倒な存在になることが分かった。
だから通販として世界展開するのには
限界があるのではないか、という結論に達し、
店舗展開しかないと思うようになってきた。
さらには自社ブランドとして。
そして世界の貧しい人たちを少しでも減らしたいという
思いが世界に行けば行くほど思うようになってきた。
そこで、彼らを事業を通じて救うことじゃないと
全く力が入らないことが分かった。
日本の職人も確かに大変だけど、
アフリカや中南米、アジアなどの貧困地域に比べたら
全く大変じゃない。僕も含めて。
一番大変な人から救いたいと思いながら、
自分ができることだけをやっていくのは本当にストレスだ。
まわりまわって彼らも幸せになるんだ、と納得しようとしてたけど
人生ってのは一度っきりだ。
いや俺なんて店舗展開、海外生産なんて
専門家じゃないし、と思ってるのが今の状態。
でもネット通販にしろ、ど素人に毛が生えた程度だ。
本当にたくさんの人を雇いながら企業として通販をされてる方々からしたら。
まだまだ人生として、どの方向に行けば良いか
方向修正はできる。
これまで何度かそういう不安定な状態のときはあった。
俺が何でそういう思いがあるかというと、
正直、本当の話を暴露すると、
のらりくらりと、過去から何も変わらないことをやってる伝統産業や
先人が作ったものをどうにかして現代に残そうと努力していない方を見てきて
俺が人生を通じて、ただ日本人だからというだけで
救うに値する存在なのかという葛藤があるから。
むしろ、本当に偉そうに対応されて
無視とかされて、京都の偉そうで嫌味で性格が悪い老舗をぶっ潰すと
スローガンを掲げたことすらあった。
それがモチベーションになったこともあったけど。
俺はそんなに器用な人間じゃないので
そんな対応をするような業界の底上げをすることに
携わるべきなのかと、心底悩んだ時期もあった。
何のために?というのが、自分が納得する理由がないと
全然やる気が出ない。ただ生活の為になんかやりたくない。
それならいつでも一年の半分バイトして
半分旅する人生を選ぶ覚悟はできてるから全然恐くない。
もちろん今取り扱わせてもらっている商品は
自分たち自身が気に入っているし、
ライフスタイルに合うトップクオリティのものを厳選している。
本当に素晴らしいなぁと思う。
でもあと何社あるかな、とも思う。30、40社程度だと思う。
社員も俺も常に探しているけどなかなかない。もう既に。
もうそれなら、自分が心底やりたいことを
やっていくべきじゃないかと思う。
それがどのように答えが出るかはこれからだけど。
日本の職人から、古臭い伝統工芸をぶっ潰し、
生まれ変わらせるという理念を持って
自社ブランドを作り、ライフスタイルに合う
トップクオリティのお手頃な価格のデザインプロダクトをつくっていくか、
海外でたくさんの人に生活の糧をもたらしながら、
もっと安くてクオリティの高い
デザインプロダクトを自社製造していきたいと思う。
もしくはその両方をやっていきたいと思う。
世界で作って世界で売りたいと思う。
通販はあくまで販売におけるツールの一つ。
またウェブサイトはブランディングの一ツール。
それだけじゃ絶対にブランドも売上もたたない。
ちょっと儲かる中小企業ができるだけじゃねーか。
今まさにそうなってるでしょ?どこにソニーや本田を目指す会社があるっていうの?
リスクを取らないんだから大きな成長もない。
俺は何も結果残せてないけど大きな会社をつくりたいと思う。
それを必要としている人が世界中にいるんだから。
sakuraishinya at 10:47