2015年04月

2015年04月30日

あっという間に四月が

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終わった。
民藝に出会ったことで、
工芸品から工藝品に表記を変えた。
いや本当はもやい工藝さんがきっかけ。

三月に訪れて、大変感銘を受けた。
奥様にご丁寧に説明いただき。

誠に残念ながら、
器は個体差が大きいので、
今後もオンラインでの取り扱いはなさそうだ。
そう言った結論も四月中に出て良かったと思う。

三月にもやい工藝さんに行き、
G&W株式会社の日本製工芸品通販の職人.comから、
国内外の工藝品を販売する職人.com株式会社に転換するきっかけをいただいた。

そんな恩人のようなお店の店主さんが
25日に亡くなられた。
三月に訪れたときは普通にお店にいらっしゃったのに。
本当にショックだった。

でも一目見られて本当に良かった。
もやいさんに行くためだけに
鎌倉を往復したのだから、
何か直感的なものが働いたのかもしれない。

本当に久野さんとは畏れ多くて
お話ししたこともないけど、
買ってきた器を大切に使い、
監修された民藝の教科書六冊を
これからも読んでいこうと思う。

僕の中ではまさに新しい職人.comになるきっかけを与えくださった
もやい工藝創業者、手仕事フォーラム代表、
そして日本民藝館元常任理事の久野さんには心から感謝だ。

新しい世代として、
これからも職人の技を広げていこう。
sakuraishinya at 23:39

2015年04月29日

わずか3日で

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元に戻した。
職人.comを日本製一本に戻してから、
何かを失ったような感覚があり、
夜中の2時ぐらいまで考えて
やっぱり戻そうと思った。

ネパールの地震も大きかったと思う。
僕ができることは生産の依頼をすることだけだ。
これから途上国の人たちと関わることはないんだなと思ったら
何だかとても悲しくなった。

カトマンズは5日ぐらい昔いて、
見覚えのある景色が変わり果てた姿になっている。

カトマンズからバングラデシュに行く飛行機に乗るために
タクシーに乗ったが、
そのときもうこの景色を見ることはないんだと思い、
タクシーから見る日常が二度とない一瞬だと感じた。

まさかそれがこのような形で
思い知られるとは思わなかった。

でも職人.comをあるべき形に戻せたと思う。
そして当社職人.com株式会社の
事業内容は職人.comのみになった。

ということで、これからは
誰もやったことがないような
ショップの形に挑戦していこう。
日本製に特化したほうが分かりやすいが、
自分が納得しなければ意味がない。

日本と世界の工芸品が調和している、
ちょうど我が社の展示スペースのような
空間をWeb上に作っていきたい。
sakuraishinya at 11:46

2015年04月26日

色々と

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やった土日だった。
写真のように無機質なコンクリートがむき出しだった
隣の町家の庭に、コーナンで見かけたよしずを
二つ立てかけると、あらびっくり自然な感じになった。

また、気になってしょうがなかった
沖縄のかごをついに買った。
色々と置き場所を模索したが、
隣りの町家の玄関が一番良いだろうということで、
スリッパ入れになった。
日本民藝館みたいに。
スリッパ二組分しかないけど。

あとは、職人.comを日本製一本に戻し、
外国製は姉妹店に移した。
自分がお客さんだったらどっちが分かりやすいか考えたのと、
他にも色々な理由で。

一番大きかったのは初めて職人.comの店名で
外国製を販売しての違和感。

また女性社員と金曜日にしゃべってて、
世界一のザラやH&Mですら
ターゲットを分けていることに気付いた。
H&Mは10代から20代中頃まで。
20代後半から40ぐらいまでがザラか。

10代から40までをカバーするブランドは
やっていないということ。
得意分野にフォーカスしているから伸びる。

ユニクロを高品質な下着屋と見抜いた人がいたが、
まさにその通りだと思う。
アウターにユニクロを進んで選ぶ人は少なく、
ヒートテックやブラトップ、Tシャツ、フリース、
ウルトラライトダウンなどのインナーのようなものを買いに行く。
この品質でこの値段ということで行けば圧倒的に世界一だろう。
だからユニクロはこの領域で世界一選ばれる。
とまぁそんなところで、
広く定義を取るとやはり失敗してしまう。

在庫もあるし、姉妹店はしばらくは存続していく方針。
海外は今後も旅するだろうし、
たまにこれを販売したいというのも出るかもしれない。

でもあくまで姉妹店の域は出ることはなく、
圧倒的に日本製工芸品の売上がほとんどになる方向性に戻す。
在庫を売り切ったら日本製工芸品一本に戻しても良い。

また、国内外のものを扱うと、
どうしても包括する言葉になるので、
職人から世界を変えるという
聞いただけでは分かりづらい言葉になってしまった。

日本のものだけに戻すと、
日本の職人から世界企業をつくるになる。
これ以上分かりやすいものはなかなかない。
かつ、方向性が明確だし、
具体的にやるべきことが伝わる。

国内外のものを扱っても、
国内のものだけになっても、
伝えていきたいことは一緒だ。
どちらにするかは方法論でしかない。
方法論こそ大事だけど。

これまで三年間も悩んでいたことを、
半年前にやった。
自社ブランドも海外製品も。
もっと早くやれば良かったと今なら思う。
やってみると初めて見えてくる。

これからも悩んでることがあったら、
ちゃっちゃとやって結論を出していきたい。
sakuraishinya at 23:55


プロフィール

2004年から日本製工芸品オンラインストアの職人.comを運営しています。これまで134カ国・地域を旅しました(旅行記はこちら)。
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